今日だけ 日々の瞑想 11月15日 手を放す
ベーシックテキスト P.41
ハイヤーパワーに自分の生き方を導いてもらうためには、何から始めたらよいのだろうか。私たちがいま問題となっていることについてだれかに助言を求めたとき、相手の答えのなかにハイヤーパワーの働きがあることに気づく場合がよくある。自分は何もかもを知っているわけではないことを受け入れると、新たな別の選択肢へと心が開かれていく。先入観を手放そうという気持ちがあれば、スピリチュアルな導きへの道が開かれ、私たちが進む道を照らしてくれる。
ときには、困難な状況をハイヤーパワーにゆだねる心積もりができていないうちに、気が動転してしまうことがあるだろう。そんなときには不安のために、いろいろな筋書きを考え、悶々と苦しみ、さらに計画を立て直しては気をもんでも、まだ十分ではない。もし自分の問題をハイヤーパワーにゆだねてみるなら、仲間の経験の分かち合いに耳を傾けているとき、あるいは静かな黙想の時間のなかにいるとき、答えが確実に得られるのだ。
取り乱して生きることに意味はない。まるで家が火事になったかのように一生走り回っていたら、ひどく消耗するし、行き場さえなくなる。長い目でみれば、自分の側でどれほど操作したとしても、何も状況は変わらない。手を放し、ハイヤーパワーにゆだねていけば、何から取りかかればよいかが分かるだろう。だから安心してよい。健全なスピリチュアリティを基盤に与えられた答えは、私たちが自分で企てたどんな答えをも、はるかにしのぐものだ。
今日だけ:私は手を放し、ハイヤーパワーに自分の人生を導いてもらおう。
記事一覧
「仲間と分かち合いをしていると、孤独感や孤立感は遠ざかっていく」 ベーシックテキスト P.135 親密であるとは、心の最も深い部分の思いや感情をだれかと分かち合うことだ。私たちの多くは、そのような
2024年11月30日
「ハイヤーパワーは私たちをいつも守ってくれるのだ」 ベーシックテキスト P.92 このプログラムは、私たちがシンプルな原理を生かすなら、自分の生き方に深い変化が及ぶという考え方に基づいたものだ。
2024年11月29日
「真に謙虚になるということは、自分を受け入れ、そして自分らしくいられるよう力を尽くすことだ」 ベーシックテキスト P.57 謙虚さという概念はかなり不可解だ。屈辱ということなら、分かりすぎるほど
2024年11月28日
「回復を進めていると、神の助けを求めようと決心することが、強さや勇気を生み出す大きな原動力になってくれることがよくある」 ベーシックテキスト P.42 第3ステップで私たちは、日々の暮らしのなか
2024年11月27日
「一日のなかでは実にいろいろなことが起こる。建設的なできごともあれば、否定的なできごともある。どちらについてもしっかりと認識していかないと、成長のチャンスを失うことになるかもしれない」 IP No.
2024年11月26日
「黙想を通して気持ちを落ち着かせると、心の奥から安らぎが感じられるようになる。すると内なる神と触れ合いができるようになる」 ベーシックテキスト P.74 回復が進むと、何が私たちをナルコティクス
2024年11月25日
「クリーンでいたってよいことなんか何もないという考えが入り込み、古い考えが自己憐憫や恨みや怒りをかきたてる」 ベーシックテキスト P.162 ときには自己憐憫にどっぷりとひたることがある。ひたる
2024年11月24日
「『手から放して、神にゆだねる』ことにより得られる安心感があれば、生きがいのある人生を築くことができるようになる」 ベーシックテキスト P.41 アディクションのなかにいた私たちは、自分の周りの
2024年11月23日
「社会のなかできちんと役割が果たせるようになると、いろいろなものを生み出せる自由を得、それによって優先順位がつけられるようになり、基本的なことが固まってくる」 ベーシックテキスト P.138 ク
2024年11月22日
「〔性格上の欠点が〕健康や幸福のためになるのなら、こんな絶望のふちにまで追い詰められることはないのだろう」 ベーシックテキスト P.56 第6ステップと第7ステップに取りかかるのは決して簡単なこ
2024年11月21日
「満足感に目を向けたためしはなく、空しさやくだらなさばかりにこだわっていた」 ベーシックテキスト P.143 アディクションの真っ最中、私たちは自分ではないだれかにかわりたいと何度思ったことだろ
2024年11月20日
「……アディクトたちは、最初から十分な共感を得ることができ、それによって、自分もクリーンになれるのだと十分確信できるようになったと私たちは思っている。しかも、すでに何年も回復の道を歩んでいる仲間たちが
2024年11月19日
「第10ステップは日常生活で起こる問題を解決し、何度も繰り返さないよう未然に防ぐためのものだ」 ベーシックテキスト P.67 自分の感じ方や考え方といった独自性は、それまで経験してきたことによっ
2024年11月18日
「どんな気持ちに襲われようが、使う必要は絶対にない。感情はみな、やがて過ぎ去るのだ」 ベーシックテキスト P.132 こんなにつらい経験は初めてだ。一晩中眠れなかった夜がやっと明け、ベッドから出
2024年11月17日
「あのアディクションの孤独と孤立のふちからゆっくりと慎重に自分を救出し、人生の本流へ入れるように自分の背中を押している」 ベーシックテキスト P.58 使っていたときには、どんな犠牲を払ってでも
2024年11月16日