今日だけ 日々の瞑想 4月3日 あなただけに
ベーシックテキスト P.79
私たちはだれもがみな同じステップに取り組んでいる。だが、ステップを経た結果に訪れるスピリチュアルな目覚めの経験のしかたは人それぞれであり、スピリチュアルな目覚めがどういうかたちをとるのかも、人によって違うものだ。
12番目のステップで約束されたスピリチュアルな目覚めにより、宗教や神秘主義に関心を持つようになる仲間もいるだろう。また、周囲の人たちの生き方について、おそらく生まれて初めて思いやりを持って理解してみようと目覚めた仲間もいるだろう。あるいは、ステップによって自分のモラルや倫理原則に目覚めたことに気づく仲間もいる。このように、それぞれの仲間がさまざまな目覚めを経験しているが、私たちがたった一人の存在であるように、その目覚めのかたちも、やはりその人独自のものだ。
スピリチュアルな目覚めがそんなにいくつもあるのなら、自分が本当に目覚めを経験したかどうかをどうやって見分ければよいのだろう。12番目のステップは二つのサインを示してくれる。一つは、自分をふさわしい方向に導いてくれる原理、自分のあらゆることに実践したいと思う原理を見いだせること。二つ目は、ほかのアディクトたちのことを大事に思えるようになり、私たちの経験をいつでも喜んで分かち合いたいという気持ちになれることだ。一人ひとりの目覚めがどうだったかという詳細はともかく、私たちはみな、スピリチュアリティを基盤にした満たされた生き方を続けるために必要な導きや愛情を受け取ることができるのだ。
今日だけ:どのようなかたちのスピリチュアルな経験にせよ、私はそれによって、この世界のなかの自分の居場所を愛情と生命で満たすことができた。そのことに感謝している。
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