今日だけ 日々の瞑想 4月14日 新たなビジョン
ベーシックテキスト P.54
なぜ「欠点」というのだろう? むしろ「長い間つきまとうもの」といったほうがふさわしいのではないだろうか。なぜなら、欠点が取り除かれるまでにはかなり時間がかかる場合が多いからだ。だが、そういう性格上の欠点があったから、使っていたときに命が救われたと思っている仲間もいる。もしそれが本当だとしたら、まるでかけがえのない幼なじみのように、自分の欠点にしがみつこうとする理由もうなずける。
だが、恨みや怒りや恐れが問題になっているのなら、その欠点が自分から取り除かれた場合、自分がどう変われるかを思い描いてみるとよい。なぜ自分はあのときああいう反応をしたのかと自分に問いかければ、私たちの行動の根っこにある不安を、まさに根こそぎ取り除けることがある。「なぜ私は自分の性格上のこの一面を乗り越えることができないのだろうか? それがなくなったら、自分がいったいどういう人間になるのかと思うと、不安でたまらないからだろうか?」と自分に問いかけてみる。
恐れの正体が明らかになれば、それを乗り越えて前進できる。だから、あのひどい欠点が自分から少しでもなくなったとしたら、自分の人生がどう変わるかを想像してみる。そうすることで、その恐れの背後に横たわるものに思いがいき、何があっても乗り越えようという気持ちが生まれるはずだ。ハイヤーパワーは私たちに、欠点から解放された生き方という新たな未来像を示してくれる。この未来像は、自分で考えうる最高の、もっとも輝かしい夢の真髄だ。だからその未来像を恐れる必要などもうないのだ。
今日だけ:私は、自分の欠点が取り除かれたら自分の人生はどう変わるのかを想像してみよう。そして神に自分の欠点を取り除いてもらうやる気を求めよう。
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