今日だけ 日々の瞑想 4月15日 足を運び続けよう
ベーシックテキスト P.43
以前、NAで回復しているアディクトに会ったとき「もし本当に薬物を使っていないのなら、一体全体なんだってあんなに楽しそうにしているのだろう?」と不思議に思ったことを覚えているだろうか。使うのをやめた時点で、おもしろいことなどすべて終わりだと思っていなかったろうか。そう、たくさんの仲間がそう思っていた。これでもう「楽しい暮らし」とはさよならだと考えていた。だがいまの私たちは、そんな誤解を笑い飛ばすことができる。なぜなら、回復の生き方がどれほど充実したものであるかを私たちは知っているからだ。
現在、回復の道を歩む私たちには多くの楽しみがあるが、その楽しみはNAに積極的に参加したからこそ得られたものだ。NAのなかで私たちは、うそ偽りのない付き合いができるようになった。仲間たちは私たちをありのままに理解し、大事に思ってくれる。ここでは私たちもだれかの役に立てるのだ。回復のためのミーティングもあるし、サービスにかかわることもできる。自分の時間をたっぷり使い、興味を持って参加できるイベントもある。そこに集まる仲間たちを通して、自分が何者であるのかという正確な姿が映し出される。何でも教えてくれる人がいれば、助けてくれる人もいる。仲間がいる。愛情や、思いやり、それに支えもある。NAという集まりは、自分が望む以上のものを常に与えてくれる。私たちはただ、そこに足を運び続ければよいのだ。
今日だけ:「楽しい暮らし」がどこにあるのか、私は知っている。だから足を運び続けよう。
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2024年11月26日
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2024年11月22日
「〔性格上の欠点が〕健康や幸福のためになるのなら、こんな絶望のふちにまで追い詰められることはないのだろう」 ベーシックテキスト P.56 第6ステップと第7ステップに取りかかるのは決して簡単なこ
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「満足感に目を向けたためしはなく、空しさやくだらなさばかりにこだわっていた」 ベーシックテキスト P.143 アディクションの真っ最中、私たちは自分ではないだれかにかわりたいと何度思ったことだろ
2024年11月20日
「……アディクトたちは、最初から十分な共感を得ることができ、それによって、自分もクリーンになれるのだと十分確信できるようになったと私たちは思っている。しかも、すでに何年も回復の道を歩んでいる仲間たちが
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2024年11月18日
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2024年11月17日
「あのアディクションの孤独と孤立のふちからゆっくりと慎重に自分を救出し、人生の本流へ入れるように自分の背中を押している」 ベーシックテキスト P.58 使っていたときには、どんな犠牲を払ってでも
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