今日だけ 日々の瞑想 5月3日 感謝の分かち合い
感謝の祈り
クリーンタイムが長くなると、回復への感謝の気持ちも深まっていく。この感謝の感覚というのは、例えば新しい友人ができたとか、働けるようになったとかいう具体的なことだけでなく、新たな生き方のなかで感じる全体的な喜びのなかからも生まれてくる。もしナルコティクスアノニマスで奇跡を経験できなかったら、自分はどうなっていたかが痛いほど分かるため、感謝や喜びの気持ちがよけいに高まるのだ。
この気持ちは驚くほど広がり、ときには自分の感謝の気持ちに圧倒されるほどなのに、言葉でどう表現したらよいのか分からないことがある。ミーティングで分かち合うとき、いまの幸せに思わず涙を流すことがあるが、それでも自分の気持ちを伝える言葉が見つからない。この気持ちを新しい仲間にどうしても伝えたいと思うのだが、自分の表現力が及ばないのだ。
だが、私たちが目に涙を浮かべながら分かち合いをするとき、あるいは胸がいっぱいで言葉に詰まったとき――そのときこそ、私たちの感謝の気持ちははっきり伝わるものだ。心の奥にある感謝の気持ちをそのまま伝えたいと思ったとき、仲間たちも、心で耳を傾け、理解してくれる。言葉で伝えられなくても、感謝の気持ちが雄弁に語られるのだ。
今日だけ:私の感謝の気持ちはそれなりの方法で伝えられる。あらわされた感謝は心で理解される。今日私は、たとえうまい表現が見つからなくても、自分の感謝の気持ちを仲間たちと分かち合ってみよう。
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「……アディクトたちは、最初から十分な共感を得ることができ、それによって、自分もクリーンになれるのだと十分確信できるようになったと私たちは思っている。しかも、すでに何年も回復の道を歩んでいる仲間たちが
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