今日だけ 日々の瞑想 5月6日 楽しんでいるだろうか
ベーシックテキスト P.88
新しい仲間が初めてミーティングにやってきたとき、グループのみんなが緊張や我慢で険しい表情をし、冷や汗をかきながらこぶしを握りしめていたらどうなるか想像してみてほしい。おそらく新しい仲間はすぐに会場を飛び出し「ここに来たら薬物から離れて幸せになれるって聞いていたのに」とぶつぶつ文句を言っているのではないだろうか。
だが幸い、グループのみんなはナルコティクスアノニマスで見つけ出した生き方にかなり満足した微笑みを浮かべ、親しみをもって新しい仲間を歓迎している。それは新しい仲間にとってどれほど大きな希望だろうか。いつもやりきれないほど深刻な事態に陥っている新しい仲間にしてみたら、笑い声やくつろぎに満ちたミーティング場の雰囲気に強くひきつけられるはずだ。新しい仲間にとっては、何ごともただならない状態になり、次の角を曲がったら必ず惨事が待っているという経験しかしていない。だが、会場に一歩足を踏み入れたとたん、気持ちを楽にかまえ、期待に満ちた表情をしている人たちから歓迎されたら、どんなにほっとできるだろう。
私たちは回復のなかで気楽になることを学んでいく。私たちはアディクションのバカバカしさを笑い飛ばすことができる。コーヒーを沸かす音、椅子をがたがたいわせる音、そしてアディクトたちの笑い声に満ちたミーティング場は、私たちが新しい仲間を歓迎し、新しい仲間に、いま私たちには楽しいことがたくさんあるのだということを伝えていくための場所でもあるのだ。
今日だけ:私は自分を笑うことができる。冗談を笑うことができる。私は今日、気楽に何かを楽しんでみよう。
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