今日だけ 日々の瞑想 5月11日 つり合いが取れた秤
ベーシックテキスト P.68
回復のバランスを取るということは、砂を天秤の二つの皿に乗せ、重さのつり合いを取ることとよく似ている。天秤の重さのバランスを取るためには、両方の皿に同じ量の砂を乗せる必要がある。
回復についても同じことをしてみる。クリーンの期間と12のステップを天秤の支えに置いて、仕事、家事、友人たち、家族、スポンシー、対人関係、ミーティング、サービスのかかわりといったものをそれぞれ二つの皿に乗せ、天秤のバランスを取ってみる。最初はどちらかにばかり傾いて、放り出したくなるかもしれない。例えば、サービスにかかわりすぎているために、職場の上司や家族を怒らせていることが分かる。そこで、減らそうとしてNAのサービスをいっさい放り出すと、今度は反対側に天秤が傾いてバランスが崩れる。
そういうときには、天秤のバランスをうまく取っている仲間に助けを求めるとよい。そういう仲間はすぐに見分けがつく。心穏やかで、落ち着いて、自分に自信を持っているからだ。彼らも同じ板ばさみを経験したことがある。だから、天秤の両側にほんの少しずつ同じ量の砂を増やしていったら、回復のなかでバランスが取れるようになり、そこからゆとりが生まれたのだということを、微笑みながら分かち合ってくれるだろう。
今日だけ:私は、自分の生き方のバランスを探ってみるつもりだ。今日、仲間たちに、バランスを取るためにやってみたことの経験を分かち合ってもらおう。
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