今日だけ 日々の瞑想 5月15日 第４ステップを行う恐れ
ベーシックテキスト P.43
私たちのなかには、自分に目を向け、自分の内面を徹底して探るのが恐ろしかったという仲間が多い。自分の行動や動機をチェックすれば、自己中心性と憎しみが詰まった底なしの真っ暗な落とし穴が見えてくるのではないかと不安だったからだ。だが第４ステップに実際に取り組んでみると、そんな恐れは根拠のないことに気づくだろう。私たちはほかの人たちと同じように、一人の人間であり、それ以上でもそれ以下でもないのだ。
人間ならだれもが、決して人には誇れない側面を持っているものだ。調子の悪い日には、自分の欠点はほかの人よりもひどいと感じるかもしれないし、それで自信を喪失することもあれば、自分の動機に疑問を持つこともある。自分の存在そのものにさえ疑問を持つこともあるだろう。だがもし仲間の心が読めたなら、仲間も同じように苦しんでいることが分かるはずだ。私たちはほかのだれよりも劣っているわけでも、優れているわけでもない。
私たちにできることは、自分の認識や理解を変えることしかない。自分の内面に潜んでいるものに不安を持っているなら、それを明るみに出してみる。私たちはもう、脅える必要はない。そうすれば、自己認識という、まぶしいほどの光のなかで回復が花開くはずだ。
今日だけ:自分が知らないからといって恐れることはやめよう。自分の不安を明るみに出し、取り除いていこう。
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