今日だけ 日々の瞑想 5月20日 孤独を乗り越える
ベーシックテキスト P.162
私たちがアディクションの渦のなかにいたときには、いろいろな理由で自分を孤立させていた。まず初めは、使っていることがばれないよう、家族や友人を遠ざけた。また、アディクト以外の人はすべて避けた、という仲間もいる。
彼らから、道徳的な反発を受けたり、彼らに知られて法律上なんらかの影響を受けたりすることが怖かったからだ。家族がいて、趣味を楽しんでいる「普通の」人たちをさげすみ、「ダサいやつらだ」と言っていたのは、そういうささやかな人生の喜びは自分とは無縁だと思っていたからだ。そして結局アディクトたちさえ遠ざけるようになったのは、自分の薬物を彼らに譲りたくなかったからだ。人生はますます狭まり、自分の関心は、この病気を日々持続させることだけに絞られていった。
いまの私たちの生き方はあのころとは比べものにならないほど充実しているし、回復中の仲間のアディクトと行動をともにすることを楽しんでいる。家族と一緒に過ごす時間も取っている。そして自分が喜びだと感じられるたくさんの楽しみを見いだすことができた。私たちが昔バカにしていた「普通の」人たちのように、私たちも満ち足りた毎日を送っている。喜びが自分の人生に戻ってきた。それが回復の贈り物なのだ。
今日だけ:私は平穏な日常生活のシンプルな仕事のなかにも喜びを見いだすことができるようになった。
記事一覧
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