今日だけ 日々の瞑想 5月24日 傷ついてもリスクを負う
ベーシックテキスト P.135
私たちの多くは、自分が傷つくかもしれないというリスクを負ってまで、何かをやってみようという姿勢はなく、他人とは距離を取り、自分を常に安全に保つ習慣を身につけてきた。こうして感情を閉ざすパターンを繰り返すうちに、自分で作り上げた仮面はもう一生取りはずせないのではないかと絶望的な気持ちになった。私たちは昔、自分のいのちと引き替えにリスクを冒してきた。だからいまこそ、自分の感情と引き替えにリスクを負ってみるときなのだ。仲間のアディクトたちとの分かち合いのなかから、私たちは自分だけがみんなと違っているわけではないことを学んだ。自分のことが仲間に知られたからといって必要以上に傷つくことはない。みんな仲間なのだ。ＮＡの12のステップに取り組めば、私たちは成長し、変わっていけるし、自分のことが明らかになったからといって、それを隠したいとも、隠す必要があるとも思わなくなる。アディクションのなかで生き残るために身につけた感情のカモフラージュを取り除くチャンスが、いまこそ私たちに与えられたのだ。
仲間たちに心を開けば、傷つくこともあるかもしれないが、そのリスクはあえて冒してみる価値がある。スポンサーや回復中のアディクト仲間の助けのおかげで、私たちは自分の感情を正直にオープンにあらわす方法を身につけた。
そうなれたから、私たちは仲間や家族の無条件な愛情によって育てられ、力をもらえるようになった。スピリチュアルな原理を実践するにつれ、自分自身のなかにも、まわりの人たちのなかにも、強さや自由が見いだせるようになった。
私たちはついに自由の身となり、あるがままの自分自身で、仲間のアディクトたちと一緒にいられることを喜べるようになったのだ。
今日だけ：私は回復中のアディクト仲間と正直にオープンに分かち合うつもりだ。たとえ傷ついてもリスクを負い、仲間のＮＡメンバーたちとの友情を喜び、自分自身のことを喜び、そして成長していこう。
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