今日だけ 日々の瞑想 5月26日 グループの力
ベーシックテキスト P.38
自分がアディクションにどれほど無力であるか、その根深さを十分受け入れることができるまでは、ハイヤーパワーという考え方にかなりてこずったという仲間がたくさんいる。だが、いったん無力を受け入れたら、少なくとも自分の病気より大きな力を持つ何らかの力に助けを求めてみようという気持ちになれた。私たちの多くが具体的にどこにその力を求めたかというと、最初はやはりNAグループだろう。自分で理解している神についての考え方は、グループからスタートしてだんだん発展していくようだ。
グループに力が存在している証しは、NAの仲間たちが、見返りを求めずにお互いに助け合っているときに示される無条件の愛だ。グループの仲間たちの回復の経験が積み重ねられていること自体も、自分より偉大な力である。グループには、何をすればうまくいき、何をしたらうまくいかなかったかの実体験による知恵が数多く蓄えられている。さらに、アディクトたちがNAミーティングに毎日足を運んでいるという事実も、ハイヤーパワーがいるというあらわれだ。その愛情にあふれた、ひきつける魅力を持つ力があるから、アディクトはクリーンを続け、成長できるのだ。
これらのことはみな、NAグループのなかで見つけることのできる力の存在の証しだ。心を開いて周りに目を向けてみれば、だれもがその力が存在する証しに気づくことだろう。それを神と呼ぼうが、ハイヤーパワーと呼ぼうが、あるいはほかの名前で呼ぼうが、どうでもよいことだ。その力を自分の日常の生活のなかに組み込んでいく方法が見つかればそれでよいのだ。
今日だけ:私は自分の目と心を、NAグループのなかに存在する力の証しに向けてみるつもりだ。クリーンが続くよう、その力を求めてみよう。
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