今日だけ 日々の瞑想 5月28日 自分で理解するところの
ベーシックテキスト P.57
アディクトとして使い続けていたころは、この病気に強要されるままの人格になった。「一回分の薬」を手に入れるためなら何でもしたし、どんな人間にもなった。使い続ける毎日のためには、どんな事態にも簡単に順応できるサバイバルマシーンになっていた。
回復を始めたら、今までとは違う新たな生き方に入った。だが、そこで自分が取るべきふさわしい行動とは何なのかが、まるで分からなかったという仲間がたくさんいる。人とどういう話をすればよいのか、何を着ればよいのか、また人前ではどういう行動を取ればよいのかさえ分からなかった仲間もいる。ありのままの自分でよいのだと言われたが、自分がどういう人間なのか、自分でも分からないのだから、なおのこと混乱した。
だが12のステップが、自分が本来どういう人間なのかを見いだす簡単な方法を示してくれた。自分の資産と負債、つまり、自分のなかでわりと気に入っているところと、できることなら思い出したくないところを明らかにする。12のステップの癒しの力のなかで、私たちは、自分で理解しているハイヤーパワーの意図のもとに創られた人間であることが理解できるようになる。もしハイヤーパワーによっていまの自分が創られたのなら、あるがままの自分でよいはずではないか。そう理解できるようになったとき、本当の癒しが始まった。
今日だけ:ステップを実際に行っていくと、自分自身のままでよいのだという解放感を経験できる。私は、ハイヤーパワーの意図のままに創られた自分自身だからだ。
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