今日だけ 日々の瞑想 6月5日 正直な祈り
ベーシックテキスト P.152
正直になるのは何と難しいことだろう。NAにたどり着いたときには、現実に何が起こったのかさえ分からずに混乱していて、その現実が明らかになるまでには何か月も、あるいは何年もかかったという仲間が多い。実際のところ、私たちが話すことが自分の過去の事実と一致しているとはかぎらない。ではもっと真実に近づくにはどうすればよいのだろうか。
多くの仲間が、祈っているときは簡単に正直になれるという。私たちは、仲間のアディクトに対してでさえ、ありのままの事実を話せないことがある。本当の自分が知られたら、仲間は二度と受け入れてはくれないという強い思い込みがあるからだ。確かに、私たちがいつも目指していた「かっこよくて、クール!」なイメージに恥じない自分を保つのは難しいものだ。だが祈っていると、自分がハイヤーパワーに受け入れられていることが感じられる。だから正直に心を開いていけるのだ。
自分で理解している神に対していつも正直でいると、それが波及効果を及ぼし、ほかの人たちと話をしているときにも自然に正直になれるものだ。だからミーティングで分かち合うときも、仲間たちとかかわるときも、意識して、正直になることを心がけてみる。すると、友情が以前よりもずっと深まり、毎日がはるかに豊かになっているのだ。さらに驚きなのは、いちばん正直になるべき相手、つまり自分自身に、これまでよりもずっと正直になれていることだ。
正直さは、実践してこそ深まる種類のものだ。どんなときでも全面的に正直になれるわけではないが、ハイヤーパワーとともに始めてみると、以前よりも簡単に正直になれるものだ。
今日だけ:私は神と自分自身とほかの人たちに対して正直になろう
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