今日だけ 日々の瞑想 6月9日 昔の夢をあきらめる必要はない
ベーシックテキスト P.146
若かったころには私たちにもたくさんの夢があった。溌剌と仕事をしてキャリアを身につけること、愛する家族たちに囲まれて暮らすと、外国を旅行すること......だがそんな夢は、アディクションが根を下ろした瞬間に消え去った。自分に必要なことは、薬物を求めてさまよい歩くことだけだった。私たちの夢は、次に使う薬物と、それがもたらすはずの陶酔感だけにとどまっていた。
回復を得た私たちは、昔、失った夢が、実現可能なのだと望んでよい根拠を見つけることができた。現在、何歳であるにせよ、あるいは、アディクションによって奪われたものがどれほどたくさんあったにせよ、また実現なんて不可能なように思えるにせよ、アディクションから自由になれたことで、再度、大きな望みを達成できる自由が与えられたのだ。自分は特にこの分野には才能があるとか、この趣味に打ち込みたいとか、勉強を続けたらきっとよい結果を出せるはずだとか、いろいろな発見があるかもしれない。
私たちはこれまでおおかたのエネルギーを、失敗の理由づけや、コロコロ変わる言い訳作りにつぎ込んできた。いまはそこから前進し、人生から示されるたくさんのチャンスを利用していきたい。自分の隠れた能力に自分でも驚くかもしれない。回復という基盤があれば、成功、達成、充足感は私たちにとって手の届くものになるのだ。
今日だけ:今日から私は、自分の夢の実現のために、自分にできるどんなことでもやってみよう。
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