今日だけ 日々の瞑想 6月14日 信じる心を失わない
ベーシックテキスト P.152
自分より偉大な力を見つけてみようと初めて思ったとき、古い考えや昔信じていたものに行く手を阻まれ、身動きが取れなくなったという仲間がたくさんいる。たとえば、神とは人を罰するものとか、だれかに代わって敵討ちをするもの、あるいは、神など絶対に信じていないというものまで、その理由はさまざまだ。自分が仕出かしたことを考えれば、愛なる力が私たちと結び付くわけがないと思った仲間もいる。また、もし愛なる力が本当に存在するのなら、私たちの身にあんな「ひどい」ことが起こるはずはなかったと断言する仲間もいる。日々の苦境に出合ったときに私たちを導いてくれる愛なるハイヤーパワーを実際に信じられるようになるまでには、時間と努力と広い心と信じる心が必要なのだ。
たとえ自分より偉大な力を信じられるようになっても、古い考えが戻ってくることが何度もある。人生の挫折や、それが引き金となって生まれた不安感によって、神についての古い未熟な考え方に、ふと引き戻されることがある。そうなったときは、自分にこう言って安心させる必要がある。ハイヤーパワーは私たちを見捨てたのではなく、回復のなかのつらい時期をうまく乗り越えられるよう、助けるチャンスを待っているのだ、と。失ったもののためにどれほど苦しい思いをしていようと、このプログラムによって与えられた信じる心を失わなければ、私たちは挫折を乗り越え、成長を続けることができるのだ。
今日だけ:私は、思いやりのある、愛なるハイヤーパワーを信じる心を築くために大変な努力をした。ハイヤーパワーは、人生の苦境に出合ったとき、私を導いてくれるだろう。今日私はその力を信じよう。
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