今日だけ 日々の瞑想 6月20日 ビギナーのための黙想
ベーシックテキスト P.73~74
「黙想の方法を学んでいるときには気を長く持て。何に『耳を傾ける』べきかが見分けられるまでは、ともかく続ける必要がある」私たちの多くが言われた言葉だ。
私たちは、そう言ってくれた人たちに感謝している。そうでなかったら、黙想を始めて1週間か2週間で簡単にやめていただろう。毎朝決まった時間にそこに座り、自分の考えを静め、ベーシックテキストに書かれているとおりに「耳を傾けて」みたのだが、最初の何週間かは何も聞こえてこなかったからだ。何かが実際に起こるまでには、さらに何週間もかかるのだろう。だが、その何週間かがたっても、目に見えて明らかなことは何も起こらなかった。ただ、朝の黙想を終えたとき、自分の人生がちょっとだけ、まんざらでもないように思え、その日に出会った人たちに対して、以前よりもちょっとだけ思いやりが持て、ハイヤーパワーとの触れ合いがちょっとだけ深まったように思えた。
私たちにとって目覚めとは、稲妻や雷鳴に打たれるようなドラマチックなものではない場合がほとんどで、もっと静かで落ち着いていて力強いものだ。私たちのなかから自分のエゴや自分の考えを取り除くまでには、時間がかかる。すべてが取り除かれて空いたスペースがあるからこそ、日々の回復の源である、自分で理解している神との意識的な触れ合いを深めることができるのだ。黙想は私たちにとって初めてのことであるため、実際にできるようになるまでには時間がかかる。だから続けてみる必要がある。だが、あらゆるステップと同じく、私たちが取り組みさえすれば、それは効果があるのだ。
今日だけ:私は、自分に向けられた神の意志に「耳を傾けてみる」ことを練習してみよう。まだその方法を知らないが、ともかくやってみよう。
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