今日だけ 日々の瞑想 2月29日 どんなことでも!
ベーシックテキスト P.169
NAにつながって最初の何か月か何年間かは、ともかく何もかもがすばらしく思えたという仲間がたくさんいる。どんなことでもやってみようと思っていたし、新たな喜び、新たな地平線へと私たちはしっかり目を向けていた。ついにアディクションから解放され、回復が始まった新鮮な日々のなかで、私たちはどんなことでも成し遂げられるのだと思っていた。
ところが、ある程度のクリーン期間が続くと、プログラムに対する緊迫感があまり感じられなくなるのだろう。ほかの仲間たちの経験を生かすようにと言われても、以前ほどの熱意を持てなくなる。回復が始まったばかりのころの底抜けの楽観主義がだんだんとしぼんでいき、私たちの性格上の頑固な欠点に直面することがしばしばある。どんなことでも成し遂げられると信じるには、あまりにも多くのことを知りすぎてしまったのだ。
自分の回復に対する熱意を取り戻すにはどうすればよいのだろうか。まずそのことについて祈ってみる。そして分かち合ってみる。次に自分に欠けてしまった熱意を見つけ出してみる。私たちには仲間がいる。私たちよりクリーンタイムが長い仲間もいれば、短い仲間もいるが、私たちが求めている熱意を持ち、その熱意について私たちと喜んで分かち合ってくれる仲間がたくさんいるはずだ。ただし、彼らの経験から何かを得たいのなら、自分でも心を開き、なんでも学び取ろうとする気構えが必要だ。新たな考え方に心を開き、気づいたことを早速試してみようという意欲が生まれたら、どんなことでも成し遂げられるという気持ちが戻ってくるはずだ。
今日だけ:私にはもっと学ぶべきことがあるし、回復のなかでこの人から学びたいと思える人がいつもいる。今日、私は新しい考えに心を開き、それを早速試してみよう。私が私でいるかぎり、どんなことでも可能であることが分かったからだ。
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