このメルマガの説明はありません。

初のフルマラソン完走を楽しく達成する方法

「体育」と「スポーツ」

2023年04月14日




こんにちは!

運動指導研究家の大塚聡(サミー大塚)です。


入学式シーズンですね!

本日はこの時期恒例のテーマ。

私の大学1年の最初の授業の一コマから!(^^)!


============
■ 「体育」と「スポーツ」
============


「体育とスポーツの違いがわかるか!?」

という問いかけで始まった大学での講義が今でも印象に残っています。

その講義の先生は名匠、大西鐵之祐先生!

早稲田大学ラグビー部を常勝軍団に仕立て上げた名監督です。

独特の哲学をお持ちの先生でご存知の方も多いのではないでしょうか。

コーチング論を叩き込まれ、もちろん今でも師と仰いでおります。

「体育とスポーツの違い???」

大学1年生の私はそんなことは今まで考えた事も、気に留めたこともありませんでした。

「体育を英語にしたのがスポーツ?」

「スポーツを日本語訳した中の1つに体育ってのがあるのかな?」

等々と一応考えてみたことを懐かしく覚えています。


正解は
↓↓↓
▼ 体育とは
ーーーーー

「教育的、訓練的な狙いがある運動」

まさに体育の授業がそうですね。


▼ スポーツとは
ーーーーーーーー

語源が「気晴らし」

「遊びの要素、ゲーム的な要素、楽しみの要素がある身体活動」

テニス、サッカー、ゴルフ等を楽しむのがスポーツ。

学問的な概念でいうとこうなります。(私の理解している範疇で端的にまとめました)


さらにスポーツは

「チャンピオンシップスポーツ」と「レクリエーションスポーツ」とに分けられます。


■「チャンピオンシップスポーツ」は勝敗にこだわった、戦い重視のスポーツ。

プロスポーツやオリンピック、高校野球甲子園大会等、極端に言えば身体を壊してでも勝つ事が美徳とされるのが

「チャンピオンシップスポーツ」です。


■「レクリエーションスポーツ」は一般の人達が楽しんで行うスポーツ。

テニスを楽しむ、ゴルフを楽しむ、ハイキング等。

少しは勝敗にこだわったとしても、一般の人達が楽しみとして行うのが「レクリエーションスポーツ」です。


「体育とスポーツの概念」について少しはご理解いただけたでしょうか。


▼ 継続が難しい体育
ーーーーーーーーーー

なぜこんなお話をするかというと

私が取り組んでいる「健康づくりの為の運動」はどちらかというと「体育」の分野に属するかもしれません。

ここでの「体育」を英語で表すなら「エクササイズ」や「トレーニング」ということになるでしょうか。

何かを得るための訓練的なイメージですね。

大人になってからの「体育」は実は継続が難しいのです。(訓練はいやですものね)


「健康づくりの為の運動」というとウォーキングや筋力トレーニングが代表的です。

もちろんウォーキングや筋力トレーニングが楽しくてずっと継続される方もいらっしゃいます。

多くの人達には、健康のため、減量のための、いわゆるトレーニングはやはり「体育」になってしまい、「きつい、つまらない、飽きた」ってことで続かないのが現状のようです。

これは体育分野に属するトレーニングが悪いわけではありません。

健康の為に身体を鍛えることが大切なのは皆さんよく承知されています。

継続が難しいのは、その人の意思が弱いとか、プログラムがどうだとかということだけではなく

「トレーニング」が「体育」というもともと継続困難な分野に属しているのも大きな理由です。


▼ 身体にもいい、楽しむスポーツ
ーーーーーーーーーーーーーーーー

では、スポーツはどうでしょう。(一般の人が関わるレクリエーションスポーツに関して)

明日はゴルフだ!と普段はなかなか起きないお父さん達も早起きしていそいそ出かけますね。

ハイキングも、その行為自体はたくさん歩いて疲れるはずなのに景色をみたり、みんなでお弁当を食べたりで楽しいですよね。

そうです!スポーツはウキウキしながら楽しめるのです。

身体活動がほとんどなくてもウキウキ楽しめるスポーツもあります。

例えば、ほとんど動きませんが「釣り」も立派なスポーツです。

(スポーツフィシイングという身体を使うものもありますが、ここではのんびり行う釣りをさします)

釣れた時にはとっても幸せな気分になれますね。

幸せ気分になると「ベーターエンドルフィンやドーパミン」という脳内物質が出てストレス解消に非常に役立ちます。

自分の好きなスポーツを楽しむことは本当に身体にいいんです!


▼ スポーツと体育の両立を!
ーーーーーーーーーーーーー

だったらスポーツだけしてればいいのでは・・・。

ちょっと待ってください(考えてみてください)。

一般の人が楽しむ釣りで足腰は鍛えられません。

テニスは膝や肘を痛めるかもしれません。

持久力がなければハイキングにも行けないかもしれません。

というように「スポーツ」だけでもダメなようです。

「スポーツ」を楽しむためにも「トレーニング(体育)」が必要なようですね。

活き活きとした生活を手に入れるには「スポーツ」と「トレーニング(体育)」の両立を目指しましょう!

な〜んて、そう簡単に言われても、ただでさえ忙しいのに、どちらか一方でも大変なのにスポーツとトレーニングの両立なんて無理!

そんな声が聞こえてきそうですね。


大丈夫です!難しく考えないで下さい。


例えば、運動不足の人が、たまにボーリングをしたとしましょう。

それでけで立派にスポーツです!

又、身体を動かす、ボールを投げることで筋肉を使います。

運動不足の人にとっては十分トレーニングにもなっています。

ボーリングをすることで「スポーツ」と「トレーニング」の両立です。


そうなんです!考え方次第なのです!


もちろんボーリングだけでいいというわけではありません。

しかし、運動不足の人にとってはやはり有効な出来事です。

これをきっかけにもっとうまくなろうと、ボーリング場に通うかもしれません。

体力アップの為に筋トレを始めるかもしれません。

ボーリングを楽しんだことにより「スポーツ」と「トレーニング」の両立の第一歩を踏み出したのです。


▼ 自分なりのアレンジで両立を!
ーーーーーーーーーーーーーーー

日々、健康維持の為にフィットネスクラブでトレーニングしている人はどうでしょう。

「トレーニング」はしっかりしているが「スポーツ」を楽しんでいない人の例です。

その人は最近、単調なトレーニングにちょっと飽きてきたとしましょう。

そんな時、知人から草サッカーに誘われました。

年齢55歳、学生時代はサッカー部だとはいえ周りは自分より皆若い人ばかり。

ところが、ゲームが始まってみると自分が一番走れるではありませんか!

「すごいですね〜。若いですね~!」と賞賛されとても嬉しい一日でした。

なんてことがあるわけです!(^^)!

次の日から、日々のトレーニングがますます楽しくなることでしょう。

草サッカーというスポーツに参加したことにより日頃のトレーニングが報われたと実感し、より楽しくトレーニングが継続できるようになるのです。

「スポーツ」と「トレーニング」の両立のとてもよい例ですね。

又、日々のトレーニングの中にスポーツの要素を取り入れる方法もあります。

週に5日のジョギングを続けている人を例にすると。

週に1日は、タイムトライアルをするとか、時計を見ずにどれだけ目標時間に近いタイムで走れるか等のゲーム的要素を入れて走ります。

これにより「トレーニング」に「スポーツ」の要素も含ませるわけです。

決まりはありません。

自分でアレンジして「スポーツ」と「トレーニング」の両立を目指せばいいのです。


▼ 体育とスポーツは健康長寿のベストパートナー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「スポーツは」→「気晴らし」→「楽しい」

「トレーニング(体育)」は→「訓練(教育)」→「つらい」

教科書的な概念からするとこうなるのかもしれません。


しかし、健康づくりの指導者として私の考えは

健康づくりの運動が「つらい」をイメージさせる「トレーニング(体育)」であってほしくありません。

スポーツに「チャンピオンシップスポーツ」と「レクリエーションスポーツ」があるように

トレーニング(体育)にも「レクリエーショントレーニング(体育)」という概念を確立させてもいいはずです。


トレーニングとして身体能力も確実に向上させながら、楽しさを感じて元気になるプログラム。

そんな運動指導プログラムが私のモットーです!


人生100年時代。

年齢に関係なく体力は向上します!


「体育とスポーツ」で健康長寿を大いに楽しもうではありませんか!(^^)!



理論と実践から導き出した!!
初心者のためのマラソン指導プログラムはこちら
↓ ↓ ↓
http://www.namni.net/us/t/code/sp11.html



記事一覧

お礼とお知らせ

●お礼とお知らせ 長年ご愛読いただきました当メルマガ「サミー大塚の初めてのフルマラソン完走法」の配信は6月末をもって終了いたします。 長年ご愛読いただき本当にありがとうご

2024年06月29日

暑熱順化で熱中症予防

●重要なお知らせ ※長年ご愛読いただきました当メルマガ「サミー大塚の初めてのフルマラソン完走法」の配信は本日号をもって終了いたします。 今後もサミー大塚が「健康&体力づくり」

2024年06月28日

除脂肪体重(Lean Body Mass:LBM)とは

体組成で気にしたいのは体脂肪だけではありません。 除脂肪体重を気にしましょう! 除脂肪体重とは何でしょう? ●除脂肪体重(Lean Body Mass:LBM)とは

2024年06月21日

体脂肪計の上手な活用法

私は毎日、体重と体脂肪率計ってます。 食事内容や活動量等で変化してくるので面白いですよ。 食べすぎるとすぐに増えますよね!(^^)! ●体脂肪計の上手な活用法 体脂

2024年06月14日

ダンベルとバーベル

ダンベルとバーベルはどのように使い分けるのですか? 効果的なのはどちらですか? お答えします!(^^)! ========== ■ダンベルとバーベル =========

2024年06月07日

ストレッチング

先週は筋収縮についてお話ししました。 本日は伸ばす方のお話。 ストレッチングについてです!(^^)! ======== ■ストレッチング ======== 「ストレ

2024年05月31日

「筋収縮」の種類3つ

こんにちは! 運動指導研究家の大塚聡(サミー大塚)です。 身体を動かすには筋力が必要です。 筋肉が力を出すんですね。 本日はそのシステムについてです!(^^)!

2024年05月24日

「有酸素運動」と「無酸素運動」

こんにちは! 運動指導研究家の大塚聡(サミー大塚)です。 有酸素運動ってマラソンのように呼吸をハアハアしながらやる運動で 無酸素運動って筋トレみたいにグッと力を出すよう

2024年05月17日

スキャモンの成長曲線

こんにちは! 運動指導研究家の大塚聡(サミー大塚)です。 先日5月5日はこどもの日でした!(^^)! ということで本日は子供の成長について。 恒例のテーマ「スキャモン

2024年05月10日

スポーツをしよう!

こんにちは! 運動指導研究家の大塚聡(サミー大塚)です。 先週は「体育とスポーツ」お話をしました。 スポーツの語源は「気晴らし&遊び」でしたね。 本日は「スポーツ」に

2024年04月26日

「体育」と「スポーツ」

こんにちは! 運動指導研究家の大塚聡(サミー大塚)です。 新たなスタートに心が弾むシーズンです! 本日はこの時期恒例のテーマ。 私の大学1年の最初の授業の一コマから!

2024年04月19日

トレーニングの原理・原則

こんにちは! 運動指導研究家の大塚聡(サミー大塚)です。 新年度がスタートしましたね! ジョギングも心地よい気候になってきました!(^^)! 本日は初心に帰ってこの時

2024年04月12日

「お気楽ジョギング」のすすめ

こんにちは! 運動指導研究家の大塚聡(サミー大塚)です。 不安定な天候が続きますね。 雨が降ってなければ早朝ジョギングでリフレッシュしてます。 そう!お気楽ジョギング

2024年04月05日

筋肉痛のメカニズム

こんにちは! 運動指導研究家の大塚聡(サミー大塚)です。 筋肉痛ってどうして出るの? 久々の運動だから? 筋トレ続けていいのかな? ============= ■

2024年03月29日

上半身の筋トレもやろう!

こんにちは! 運動指導研究家の大塚聡(サミー大塚)です。 私はいつも脚筋力を維持向上することが重要だと言ってます。 フルマラソン完走トレーニングの優先順位からするとそう

2024年03月22日

291 件中 1〜15 件目を表示
<<   <  1 2 3 4 5  >   >>