治具(じぐ)の由来と表記 [Able通信585]
2021年02月25日
項目2
○○ 様
お世話になっております。
エイブル株式会社の長又です。
治具(ジグ)は、加工や組み立ての際、
部品や工具の作業位置を指示・誘導するために用いる器具です。
この日本語は同義の英単語「jig」に漢字を当てたものです。
日刊工業新聞社刊「機械用語辞典」によると次のように説明されています。
ジグ;
治具(冶具)は当て字。
工作物を固定するとともに切削工具などの制御、案内をする装置。
おもに機械加工、溶接などに用いる。これにより、いちいち罫書き
(けがき)する手間がはぶけ、加工が容易になり、仕上がり寸法が
統一されるので作業能率を増し、大量生産に適する。
—日刊工業新聞社刊「機械用語辞典」
これ以外に治具という言葉は色々な分野で使われています。
例えば鍍金業における薬液に漬けるための器具、
熱処理業においても焼きむらを防ぐための器具、
化成品を組み立てるための木型等があげられます。
一番よく使われるところは、辞典にあるように
『金属を削るときに必要とされる装置』です。
また治具とよく似た意味で「取付具」という言葉もあります。
取付具(fixture);
部品加工の際、工作物を加工できるように機械に取り付ける装置。
実際的にはジグと混用することが多い。
—同辞典抜粋
治具を導入するメリットは、同一形状の製品ならば
高度な熟練技術を用いずとも製品のバラツキを最小限に抑え、
迅速に大量生産することを可能にする点にあります。
一方で、多品種少量生産においては多数の治具が必要になり、
治具自体の生産コストによるデメリットがメリットを上回るケースもあります。
現代では金属加工以外の分野も含め、位置決めを行う器具や
工具そのものに対して広く用いられるようになり、定義が拡散しつつあります。
https://bit.ly/3pUYMWC
▲定盤(じょうばん)の上に固定された治具類。
図はパイプフレームを組む際に用いたもの。
https://bit.ly/3pOLtHf
▲定盤と治具を組み合わせてパイプを位置決めし、溶接などで接合する。
英語の「jig」が「工具の位置合せ/案内機構」だけを意味しているのに対し、
「治具」は工具の位置合せに加えて工作物側の位置決めと締め付け固定
するための道具/部品類も含んでいる点で両者は異なります。
「取付具」は工作物側の位置決めと締め付け固定するものであって、
工具の位置合せ/案内機構を含まないので、日本語の「取付具」と
英語の「jig」を足し合わせたものが「治具」といえます。
▼地震の揺れを感知し、食器棚の扉をロックしてくれる「耐震ラッチ」。
取付けに便利な治具付きもあります。
https://www.amazon.co.jp/dp/B007HHIAUG/
(↓アクセスできない場合は、以下をご参照ください。)
https://amzn.to/37Iy3q8
▼耐震ラッチ一覧
https://bit.ly/37LAIzA
参考文献(Wikipedia);
治具(じぐ)
https://bit.ly/3bHVv8l
jig
https://bit.ly/2ZOYmGN
定盤(じょうばん)
https://bit.ly/3uz9KEP
けがき針
https://bit.ly/2NCZgDS
鍍(めっき)
https://bit.ly/383Rwlx
追伸;
今後も、お役に立つと思われる情報をお届けします。
メール案内ご不要の場合は、大変お手数ですが、
以下のURLにアクセスしていただき、お知らせください。
解除専用ページURL
よろしくお願いいたします。
*************************
エイブル株式会社
担当:長又 秀雄(ナガマタ ヒデオ)
〒177-0041
東京都練馬区石神井町4-11-16 アドホック石神井公園1B
TEL:03-6766-8981 FAX:03-6766-8971
携帯:090-9687-4960
E-MAIL:nagamata-able@jcom.home.ne.jp
HP:https://www.glass-able.jp/
*************************
○○ 様
お世話になっております。
エイブル株式会社の長又です。
治具(ジグ)は、加工や組み立ての際、
部品や工具の作業位置を指示・誘導するために用いる器具です。
この日本語は同義の英単語「jig」に漢字を当てたものです。
日刊工業新聞社刊「機械用語辞典」によると次のように説明されています。
ジグ;
治具(冶具)は当て字。
工作物を固定するとともに切削工具などの制御、案内をする装置。
おもに機械加工、溶接などに用いる。これにより、いちいち罫書き
(けがき)する手間がはぶけ、加工が容易になり、仕上がり寸法が
統一されるので作業能率を増し、大量生産に適する。
—日刊工業新聞社刊「機械用語辞典」
これ以外に治具という言葉は色々な分野で使われています。
例えば鍍金業における薬液に漬けるための器具、
熱処理業においても焼きむらを防ぐための器具、
化成品を組み立てるための木型等があげられます。
一番よく使われるところは、辞典にあるように
『金属を削るときに必要とされる装置』です。
また治具とよく似た意味で「取付具」という言葉もあります。
取付具(fixture);
部品加工の際、工作物を加工できるように機械に取り付ける装置。
実際的にはジグと混用することが多い。
—同辞典抜粋
治具を導入するメリットは、同一形状の製品ならば
高度な熟練技術を用いずとも製品のバラツキを最小限に抑え、
迅速に大量生産することを可能にする点にあります。
一方で、多品種少量生産においては多数の治具が必要になり、
治具自体の生産コストによるデメリットがメリットを上回るケースもあります。
現代では金属加工以外の分野も含め、位置決めを行う器具や
工具そのものに対して広く用いられるようになり、定義が拡散しつつあります。
https://bit.ly/3pUYMWC
▲定盤(じょうばん)の上に固定された治具類。
図はパイプフレームを組む際に用いたもの。
https://bit.ly/3pOLtHf
▲定盤と治具を組み合わせてパイプを位置決めし、溶接などで接合する。
英語の「jig」が「工具の位置合せ/案内機構」だけを意味しているのに対し、
「治具」は工具の位置合せに加えて工作物側の位置決めと締め付け固定
するための道具/部品類も含んでいる点で両者は異なります。
「取付具」は工作物側の位置決めと締め付け固定するものであって、
工具の位置合せ/案内機構を含まないので、日本語の「取付具」と
英語の「jig」を足し合わせたものが「治具」といえます。
▼地震の揺れを感知し、食器棚の扉をロックしてくれる「耐震ラッチ」。
取付けに便利な治具付きもあります。
https://www.amazon.co.jp/dp/B007HHIAUG/
(↓アクセスできない場合は、以下をご参照ください。)
https://amzn.to/37Iy3q8
▼耐震ラッチ一覧
https://bit.ly/37LAIzA
参考文献(Wikipedia);
治具(じぐ)
https://bit.ly/3bHVv8l
jig
https://bit.ly/2ZOYmGN
定盤(じょうばん)
https://bit.ly/3uz9KEP
けがき針
https://bit.ly/2NCZgDS
鍍(めっき)
https://bit.ly/383Rwlx
追伸;
今後も、お役に立つと思われる情報をお届けします。
メール案内ご不要の場合は、大変お手数ですが、
以下のURLにアクセスしていただき、お知らせください。
解除専用ページURL
よろしくお願いいたします。
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エイブル株式会社
担当:長又 秀雄(ナガマタ ヒデオ)
〒177-0041
東京都練馬区石神井町4-11-16 アドホック石神井公園1B
TEL:03-6766-8981 FAX:03-6766-8971
携帯:090-9687-4960
E-MAIL:nagamata-able@jcom.home.ne.jp
HP:https://www.glass-able.jp/
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