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産業カウンセラー試験対策
中山アカデミー教材購入者専用 通信
2024.12.31
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○○さん


今回は、
第15章「産業組織の心理学」
第18章「産業社会の動向と働く意識の変化」
第19章「人事労務管理の基礎知識と人材マネジメントの現状」
からの出題でした。

しっかり、復習してくださいね。


それでは本日の解答解説です。


1．産業組織心理学を定義すると「組織的な産業活動で生じる
人間行動の効率性追求と人間性尊重（保障）に関わる問題に
ついて、その心理的構造とそれに影響する組織的要因の関係を
実証的に明らかにし、改善策を提言する心理学の一領域である。

1. ○
P374


2．産業組織心理学の原点としてパーソンズの「科学的管理法」、
ウェーバーの「官僚制組織」、メイヨーらの「ホーソン研究」
などがある。

2．×
パーソンズではなく、テイラーによる「科学的管理法」
パーソンズは産業カウンセリングの3大源流の職業指導運動の創始者。
P375

3．ホーソン実工場で行なわれた実践的な研究の一つに従業員面接
調査があった。面接の担当者が従業員と面接することを「間接的
方法」呼んだ。

3．○
面接の担当者が従業員に発言内容の秘密を厳守することを伝え、
発言に対して意見やアドバイスを言わずに辛抱強く友好的に
接する「間接的方法」をとった。
P379


4．マーレイは人の行動には「外発的動機付け」と「内発的動機
づけ」の2種類の動機があるとした。

4．○
P381

5．欲求内容論は、そもそも人間は何らかの欲求（欠乏）をもって
おり、それを満足させようとして行動を起こすという考えを前提に
して、その欲求の内容を明らかにし、それらの関係や構造を理解
する考え方である。


5．○
P381


6．マズローのERG理論を組織の人的資源管理に適用したのがマグレガー
である。

6．×
マズローが提唱したのは5段階の欲求階層論である。
ERG理論の提唱者はアルダーファである。
P381-P383


7．マクレランドは仕事意欲にかかわる欲求として、達成欲求・
権力欲求・親和欲求の3つに注目した。

7．○
P384


8．ハーズバーグは働く人をより高い業績に動機づける「衛生要因」
と仕事への不満を予防する働きをもつ「動機付け要因」と名付けた。

8. ×
「動機付け要因」と「衛生要因」の意味が入れ替わっている。
P386


9. ドラッガーが提唱した「目標による管理」は外発的動機づけ策である。

9．×
ドラッガーが提唱した「目標による管理」は内発的動機づけ策である。
P387


10．ワークエンゲージメントは個人の資源（楽観性など）と仕事の資源
（仕事の意義など）から影響を受けるが、これらを高めるにはジョブ
クラフティングを行なうことが重要とされている。

10．○
ジョブクラフティングとは、「仕事や環境をよりよくするための工夫」
であり、仕事の進め方、周囲の人とのかかわり、仕事の捉え方・考え方
の3つの観点などから進める。
P389-P390


11．レヴィンは、人間のある時の行動は、その人の個人特性とそのとき
の環境や状況の関数としてとらえるべきであると考えた。

11．○
P390-P391


12．近年注目されているサーバント・リーダーシップ論では、リーダーで
ある人は、まず部下に奉仕し、その後部下を導くものであるという実践
哲学に基づいている。

12．○
P394


13．ケリーはリーダーの在り方を模範型・順応型・孤立型・消極型・
実務型の5つの分類した。

13．×
ケリー分類したのは、リーダーの在り方ではなく、フォロワーの在り方。
P397


14．完全失業率はとは15歳以上の労働力にしめる完全失業者の割合を示す。

14．×
完全失業率はとは労働力人口にしめる完全失業者の割合を示す。
労働力人口は学生・専業主婦：高齢者などの非労働力人口を除いた
ものである。
P468-P469


15．産業組織の実体を調査する方法として質的調査がある。
質的調査には、事例調査と面接調査がある。


15．○
P399


16．非正規労働者数は2000年以降、右肩上がりで増加し続けている。

16．×
2020年以降はわずかながら減少している。
P477


17．高齢者雇用安定法の2021年法改正により、70歳までの就業確保が
事業主の義務となった。

17．×
義務ではなく努力義務となった。
①70歳までの定年年齢の引き上げ、②定年制の廃止、③70歳までの
継続雇用制度の導入、④70歳まで継続的に業務委託契約を締結する
制度の導入、⑤70歳まで継続的に社会貢献事業に従事できる制度の
導入のいずれかが求められるようになった。
P478


18．ESGとは、2015年の国連サミットで採択された「持続可能な
開発のための2030アジェンダ」に記載された、持続可能でよりよい
世界を目指す国際目標である。

18．○
本説明はSDGsである。
P479-P480


19．コンピテンシー評価とは、仕事に対する気持ちや思いを評価
するものである。

19．×
本説明は情動評価の説明である。
コンピテンシー評価とは、成果に結びつく行動特性を評価するものである。
P490


20．人事評価における対比誤差とは、評価者が自分の能力や業績と
比較してしまい、評価が甘くなったり辛くなったりすることである。


20．○
P492


本日と同じ出題範囲は、試験問題集（新しい問題集）では
問題10(62）から問題18（115）までが範囲となります。


今回の20問を復習すると共に、上記の試験問題集の範囲にも
取り組んでみてください。


2024年、一年間お疲れ様でした！


また、明日の2025年1月1日朝9時にお会いしましょう。


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