NPO法人しあわせなみだのメールニュースです。 「2047年までに性暴力をゼロにする」ことを目標に、様々な事業を展開しています。 「しあわせなみだ」の活動や、性暴力に関する最新情報をお届けします。 発行団体ウェブサイト→http://shiawasenamida.org/

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★　Tear’s Letter
★　CHOICE 自分で選びとるための「性」の知識
★　2020年12月6日　No.473
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こんにちは！NPO法人しあわせなみだです。

衆議院法務委員会で、障がい児者への性暴力に関する質疑が
行われました。日本維新の会串田誠一衆議院議員が、障がい児者
への性暴力が少なくないことを踏まえ、障がい児者と「類型的な
監護関係」にある者が、性的関係を持った場合の規定を創設する
必要性を、尋ねてくれました。上川陽子法務大臣からは、現在
法務省で開催されている「性犯罪に関する刑事法検討会」の中で
検討が行われる旨、回答がありました。
今後も国会の場で、障がい児者への性暴力に関する議論の場が
設けられ、理解が進むよう、声を届けていきましょう。

↓動画はこちらです（「串田誠一」をクリック、障がい児者への
性暴力については5:06:14からです）
https://bit.ly/3op5bco
↓議事録はこちらです
https://bit.ly/2JEZPen

それでは今週の「Tear’s Letter」をお届けします！


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┃【Tear’s Letter No.473 Topics】
┃★１．CHOICE 自分で選びとるための「性」の知識
┃★２．編集後記
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★１．CHOICE 自分で選びとるための「性」の知識
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2019年、東京ウィメンズフォーラムで実施した企画
「Sexual Health Education ～ 障がい児の性が尊重される
社会を実現するために～」。ご登壇いただいた
大貫詩織さんが、このたび書籍を出版しました。今回の
メールニュースでは、大貫さんにご寄稿いただきました！

↓書籍『CHOICE 自分で選びとるための「性」の知識』
詳細ならびに購入はこちらです
https://eastpress.co.jp/goods/detail/9784781619378

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■性交同意年齢は13歳。なのに、適切な性教育が不足している

ネット記事の文中に挟まるアダルト広告や、クラスメイトの会話
から漏れ聞こえる性的なワード、人気YouTuberが楽しげに話す
下ネタなど、思春期を迎える若者たちのまわりには、「性」に
まつわる情報が溢れています。

一方で、性教育が刺激となり性的な行為に関心のなかった子ども
まで興味を持ってしまうという考えから、具体的な性教育の実施
が阻まれています。

中学校の授業でも性行為については教えられることがないにも
関わらず、「性的同意年齢は13歳」という刑法が存在している
現代の日本で、適切な知識を持てずに不安な思いをし、いつも
不利益をこうむっているのは若者です。

だからこそ、本当に必要な「性」の情報を具体的に届けるための
本を制作しました。


■『CHOICE』の３つの特徴

１）幅広いトピックを網羅。
妊娠や出産、生理や射精などの身体のしくみにとどまらず、
具体的な避妊法と選び方、生理用品の種類と選び方、適切な
マスターベーション、ジェンダーの知識など幅広いトピックを
掲載しました。
”男の子向け””女の子向け”と区切らず、どんな性を生きる人にも
参考にできる内容になっています。

２）子どもを”子ども扱い”しない
子どもたちへの刺激を和らげたいという思いから、「性」に
まつわる情報は、直接的な表現が避けられがちです。しかし、
若い世代に本当に必要で求められている内容を届けるために、
本書では、オブラートに包んだ表現を行わず、具体的な情報を
記載しました。

３）大人も一緒に学び直せる
読者層は、中高生をはじめとする若者から、子どもに性教育を
伝えたい保護者や教職員、自分のために「性」の知識を深めたい
大人にも、”学びなおし”として活用していただける内容に
なっています。性の話を切り出すのが難しい時にはぜひこの本を
お子さんにプレゼントしてあげてください。


■この本を今、届けなければならない

動画を観てくれた視聴者さんからは「これを学校で習いたかった」
「ようやく知りたかったことが知れた」「動画を観ていたおかげで
アフターピルにアクセスできた」といった声がたくさん届きます。

必要なのは情報を隠すことではない。
本当のことを誠実に伝えることです。

大人が「なんとなく気まずいし伝え方も分からないし寝た子を
起こすかもしれないし」と性教育を怠けている間に、今も
たくさんの若者が妊娠不安や重たすぎる生理やうまくいかない
パートナーシップに悩まされています。

子どもたちが安心して暮らせる社会を作ることは、
大人の責任です。
そんな社会づくりの第一歩として、
この本を一人でも多くの若者に届けたいです。


■著者プロフィール
シオリーヌ（大貫詩織）
助産師／性教育YouTuber。新卒で助産師として総合病院産婦人科
病棟で勤務ののち精神科児童思春期病棟で若者の心理的ケアを学ぶ。
2019年2月よりYouTubeチャンネルで動画投稿を開始。
YouTubeチャンネル
https://bit.ly/3mMiiUP


★２．編集後記
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性暴力に遭った方に対して、医療的ケア、カウンセリング、司法
へのアクセス等の総合的な支援を提供することにより、心身の
負担軽減を目的とする、性暴力被害者ワンストップ支援センター。
すべての都道府県に設置されています。このたび理事長中野が、
埼玉県性暴力等犯罪被害専用相談電話「アイリスホットライン」
に携わる皆さんへ、障がい児者への性暴力をテーマに、研修を
実施しました。
しあわせなみだでは、性暴力被害者ワンストップ支援センターでの
研修を、積極的にお受けしています。ぜひお問い合わせください。

↓お問い合わせはこちらから
http://shiawasenamida.org/inquiry
↓性暴力被害者ワンストップ支援センター一覧はこちら
https://bit.ly/3gmtcht

☆最後までお読みいただきありがとうございました。


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