「嗅」｜邑花メルマガ「自分史上、最高の物語へ」バックナンバー

「嗅」

2025年02月02日

前回の「自我」と「真我」の続き。
https://mail.os7.biz/b/TXrx/1847327

最近「真我」という概念に
触れる機会が多く

「きっとこの人たちは真我に触れたんだろう」
と感じる人たちの瞳の美しさを見ながら

自分がその領域に達してしまうことを
ものすごく怖いと思うようになった。

だって
「真我」に触れてしまったら
私から「自我」がなくなってしまったら

ただ心地良いだけの世界で
毎日満ちて暮らしてしまいそうだから。

きっとその時の私には
今ほど欲もなくて

「あれが足りない」「これが足りない」と
大騒ぎすることもなくて

夢や望みに執着もなくて

・・・でもそれって
楽しいのかなって。

前回のメルマガにも書いたように
私が思う「自我（エゴ）」っていうのは

「I am」
「私」という感覚
他人と比較した時の「私」

のこと。

私たちは
今世、味わいたいものがあって
今世、やりたいことがあって
うまれてきて

その「味わいたいもの」や
「やりたいこと」が「使命」と呼ばれるもので

この「使命」を生きるのに
最適な自分っていうのが
今「私」だと認識しているこの「私自身」
つまり「自我」なのだと。

そして「使命」とは
星の数ほどある物語から
「これがいい！✨」と選んだ物語で

その物語に誘う羅針盤が
「あれしたい」
「どこに行きたい」などの
自分から自然に湧いてくる望み。

・・・だとしたら
「真我」に触れるということは

「私」と他者を分けるような意識から
「私はあなた、あなたは私」の意識になることで

「あれやりたい」「これやりたい」という
欲に執着することもなく

「私」を主張せず
今この瞬間ただ幸せだと心から満ちることで———

そんな私になってしまったら
今抱いている夢も望みも
どうでもよくなってしまうんじゃないかと。

叶っても叶わなくても
「それでも幸せだ」と
満足してこの生を終えてしまうんじゃないかと

それが怖くて仕方なかった。

別に
「真我」に触れることがイコール
「夢が叶わない」ことでは決してないけれど

その時ってもう
本当に完全に
自分の人生の操縦席を
宇宙に明け渡してる状態で。

自分で自分の人生を
コントロールしない状態っていうか。

「それが大事なんだよ」っていう知識は
これまでも山ほど聞いてきたし

「私も操縦席を宇宙に任せよう！」とか
「私も結果をコントロールすることをやめよう！」とか
その度思ってきたけれど

いざ本当に操縦席を明け渡すのかと思うと
コントロールを手放すのかと思うと
そこに対する恐怖が大きくてさ。

もうちょっと監視してたいというか
全然「信頼」とはほど遠い状態に私いたんだなって。

本当は操縦席を明け渡す気も
コントロールを手放す気もなかったんだなって。

そんなことを痛感してる。

だけどね
「真我」っていうのは
野原でスキップをするようなことなんだって
こないだ教えてもらってさ。

それって邪のない状態で（無邪気）。

だったらそれも
楽しいのかもしれないって思えたんだ。

無邪気な子どものように
今楽しいと感じることに
今ただ夢中になりながら

「それが何になる」とか
「なんのためにそれをする」とか
そんなものは頭にもない状態。

それがもし「真我」なら

だったらその領域にはいかないようにと
必死で踏み続けていたこのブレーキから
足を離してみようかなって。

宇宙が連れていってくれる景色を
ただ楽しんでみよっかなって。

初めてそう思えたんだ———

昨日はあこちゃんのお水の会で。

もう本当に居心地良くて楽しくて
あと2時間くらい延長したかったくらい
マジで居心地良かったんだけど笑

その中で
あこちゃんが持ってきてくれた
カード引かせてもらってさ。

引いたら
真っ白いカードのど真ん中に

「嗅」

の一文字だけが書かれていたんだ。

それ見た瞬間
「あー、そーゆーことか」みたいな。

「もっと本能で、野性で生きろ」ってことかと。
瞬間的にそう感じた。

いや私、
知識でガチガチだったなって。

2012年に適応障害になって
「こんな人生は嫌だ！」と
「もっと自分らしく生きたい！」
と望むようになって。

その数年後に
宇宙の法則とかを知って
心屋仁之助さんとかを知って

「そんな世界あるんか」
って驚いて。

そしたら私もそうなりたくて
すでに「自分らしく生きて」かつ
「成功している人たち」を「正解」にしてしまって。

頭でこねくり回して
「感じる」より「考えて」

「うまくいくため」に
意識とかエネルギーを
利用しようとしてた。

そうじゃないじゃんね。

もちろん夢を描くのは自由で
もう好きなだけ描いて良くてさ。

でもその後は
「夢のため」に何かをするんじゃなくて
今の幸せや喜びのために
今したいことに夢中になること。

てか、そんなのマジで何回も
見聞きしてきたのに
全然「知識」で終わってたわ。

これが正解か？とか
これでうまくいくのか？とか
もうそんなのぶっ飛ばして

もっと野性で本能でいいじゃんって
そんなことを感じた
2月のはじまりでした。

ドラクエもそうじゃんね。

その結果、どんなシナリオだったかってのは
あとでわかることで。

シナリオを知るために
ドラクエをするわけではないし

今ドラクエが面白いんだから
それだけでいいじゃんね。