テーマは振り子のように
それともお客様の中から生まれるのか?
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エンジニアライターの
「書いて人生を変える」メルマガ
Vol.0484 2022.11.30
発行者:蔵本貴文(くらもとたかふみ)
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こんにちは。
エンジニアライターの蔵本です。
商品を作る時に大事なことは
自分(自社)の強みを生かしつつ
お客様のニーズに応えることです。
これは誰も疑いないでしょう。
しかし、そんな商品(テーマ)を
どうやって作っていくか、
それは難問だと思います。
私は無名の人が著者になる過程を
たくさん見てきましたが、
そこには一定のパターンが
あるように思えるのです。
例えば、本という商品を考えると
(ここでは商業出版の本です)
最初に経験のない人が考えることは
「自分が書きたいこと」です。
自分が言いたいことを言うだけ
ということになってしまいがちです。
これは当然うまくいきません。
「本は著者が言いたいことのために
あるのではないのですよ」
と言われて終わりです。
そして、そんな著者が
本のマーケティングを学びます。
すると、それが逆に振れだすのです。
つまり、今はこれが流行っているから
こんなタイトルの本が売れていると、
マーケットの方ばかり見てしまいます。
そうやって、読者と思われる人に
迎合した企画を出すようになります。
でも実は、これでもうまくいきません。
市場に合わせすぎて、
自分の声を無視しているので、
情熱が高まらないのです。
途中で疲れて活動を止めたり、
運良くそれで企画が通っても、
最後まで書き切れなかったりします。
また書き切ったとしても、
情熱がないものは
面白くなり得ません。
そして、また自分を見つめます。
すると、自分も情熱を持てるし、
お客さまにも満足してもらえる
商品に近づくことができるのです。
つまり、自分を活かすにしても
一回は完全にマーケットの視点で
商品を考える時期が必要です。
「自分自身を深く見つめると
そこから商品が産まれてくる」
こんなことを言う人がいます。
でも、これは一度完全に自分を忘れ
お客の立場に立ってみた人の
話ではないのかと思います。
私自身も、自分で最初に考えた
商業出版の企画は
「円周率は3でも良い」
という数学の本でした。
ここから5年以上、
紆余曲折するわけなのですが、
最終的に出版したのは
やはり数学の本でした。
最初に考えたことに
戻ってきてしまったのです。
しかし、ただ戻ったようで、
実は自分自身の意識としては
大きな成長をしていたわけです。
このように商品は
マーケットと自分を振り子のように
行ったり来たりする中で
生まれてくるものなのでしょう。
●●今日のポイント●●-----------------
商品やテーマは、お客様と自分を
振り子のように揺れることで生まれる。
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