実は日陰部門が勝ち組?
日陰部門の方が幸せかもしれません。
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エンジニアライターの
「書いて人生を変える」メルマガ
Vol.0562 2023.5.31
発行者:蔵本貴文(くらもとたかふみ)
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こんにちは。
エンジニアライターの蔵本です。
私は会社でどちらかというと、
日陰部門を渡り歩いています。
例えば20年以上、エンジニアとして
働いてきていますが、
自分の課に新人が配属になったのは
1回だけです。
辞めていく(辞めさせられる?)人は
何十人も見てきましたけどね。
会社というと、これからは○○だ、と
何か方向性を持っているでしょう。
その○○と真逆の部門にいるのです。
しかし、私はそんな会社生活で
本当に良いなと思っているのです。
その中でも一番良いことは、
自由があることです。
日陰部門の技術は社内では
あまり認知がありません。
認知がないというのは、
特に上層部が知らないということです。
そうなると、わかるのが自分だけ、
そして上層部は関心がない、
となります。
すると、現場レベルで結構
好き勝手ができるのですね。
自分で決められるわけです。
これが社内の花形部門だと、
まず人が多いので、意見を通すため
大勢を説得しなくてはなりません。
また、上層部にその部門出身の方が
多かったりするので、
細かい技術の話でも
偉い人が口をはさんできたりします。
だから自由度が低いのです。
また、経験できる仕事の範囲が
広くなりやすいメリットがあります。
これは逆に花形部門を考えてみれば
わかるでしょう。
花形部門は成長するので、
人がどんどん増えていきます。
部門の人が増えるということは
どうなるかというと、
仕事が細かくなっていくわけです。
すると、自分の仕事の範囲が
狭まっていきます。
日陰部門はこの逆で、
仕事が縮小していくので、
出世せずとも仕事の範囲が
広がることも多いです。
そうやって、いろいろな経験を
することができるわけです。
さらに人が少ないので、
調整業務が相対的に少ないです。
これは特にエンジニアなど
専門職の人は嬉しいでしょう。
会社に勤める人の多くは
花形部門に憧れると思います。
しかし、日陰部門にも
こんな良さがあるのですね。
少なくとも競争が苦手な人は
日陰部門の方が幸せに
なれると思います。
●●今日のポイント●●-----------------
企業で花形部門が勝ちとは限らない。
日陰部門には自由と裁量がある。
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