いい関係性を作るために 3.ストローク｜【目標達成メンタル塾】バックナンバー

いい関係性を作るために 3.ストローク

2020年11月30日

2020年11月30日

今日のテーマは、
「いい関係性を作るために 3.ストローク」
です。

いい関係性を作るための4つの基本は、

1. チア　(応援・声援・陽気)
2. リスペクト (承認)
3. ストローク (関わり)
4. 感情の交流

でしたね。

3番目はストロークです。

ストロークとは、相手との「関わり」のことです。

挨拶をする。
握手をする。
目を合わせる。
誉める。
けなす。
撫でる。
叩く。
等々。

人と人との間には、いろいろな関わり方がありますね。
それらを総称するものです。

つらつらと書きならべた中には、
相手にとって心地よいものとそうではないものがありました。

受ける側にとって心地よいものが「肯定的ストローク」
逆に、受け手が嫌な気持ちになるものが「否定的ストローク」です。

肯定的なストロークをたくさん受けると、
どんどん心地よくなって元気が出てきます。

ストローク = 心の栄養

なのです。

身体の健康のためには「食べる栄養」が必要なのと同じように、
心の健康のためには「心の栄養」が必要です。

それが、ストロークです。

「肯定的なストローク」をたくさんもらうと、
心が元気になります。

逆に、「否定的なストローク」をたくさんもらうと、
心に元気がなくなってしまうのです。

食べ物と同じように、
いいものを積極的にたくさん採ることが大事です。

他者との関係性を良くしようと思うならば、
その相手に対して「肯定的なストローク」を数多く出しましょう。

挨拶ひとつするにしても、
・目を見て
・笑顔で
・「〇〇さん」と名前を言って
挨拶するのと、

・パソコンの画面を見ながら
・無表情で
・名前を言わずに
挨拶するのでは、
受け手の得られる「心の栄養」の分量が違うのです。

ぜひ、意識して多くの肯定的ストロークを出してくださいね。

相手に対して「言いにくいこと」「否定的なこと」を言うためには、
その前に「いい関係性を作る」ことが大事です。

関係性がいいと、たとえ否定的な内容であったとしても、
肯定的に受け取れるのです。
自分のために指導をしてくれたのだと思えます。

そして、否定的なことを言う際には、
・部分的に
・具体的に
・行動の内容のみを
否定することが大事です。

「あなたはダメだ」
というような全否定は受け手の心を蝕んでいきます。

あくまで「あなたはOKだ」と認めた上で、

あなたの～という行動は良くない。
それを～というように改善するといい。

のような言い方をしましょう。

具体的には、

【良くない例】

「何で会議に遅刻するんだ」　←いきなり否定
「だから、お前はダメなんだよ」　←全否定・人格否定

【良い例】

「〇〇さん、いつもよく頑張ってるね」　←無条件に肯定
「ただ、会議に遅刻するのは良くないなぁ」　←部分的に行動のみ否定
「5分前には席に着くようにするといいよ」　←改善策・未来の肯定

のような言い方です。

普段から無条件な肯定的ストロークをし、
たくさん肯定的ストロークをし、
否定は部分的に限定的に少しだけ。

これを意識してくださいね。

今日は、
「いい関係性を作るために 3.ストローク」
のお話でした。

いかがでしたか？

まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。