行動指針を決めて浸透させる｜【目標達成メンタル塾】バックナンバー

行動指針を決めて浸透させる

2021年05月20日

2021年5月20日

今日のテーマは、
「行動指針を決めて浸透させる」
です。

前回に引き続き、
リーダーがやるべきこと。

日々の活動や行動に関しても、
「行動指針」を先に決め、何度も伝えて浸透させようというお話です。

組織の空気が何となく淀んでいるとき、
見えない部分…「感情」や「思考」はどんな状態になっていると思いますか？

淀んだ空気の裏にある感情は、
不平や不満・怖れ・諦めなどではないでしょうか。

自分ばっかり叱られる。
自分は上司から認められていない。
わけもわからず機嫌で叱られる。
どうせ言っても無理。

このような状態で前向きのことは考えないですね。
できない理由ばかりを考えるようになり、
行動は緩慢に、かつ大雑把になります。

当然、いい結果にはなりません。

叱るには叱る基準が、認めるには認める基準が必要です。
基準や指針がないから、あるいは不明確だから、
不平・不満などの感情が生まれるのです。

守るべき行動指針があり、基準が明確だと、
お互いに納得して行動できるので、
不平や不満が起こりにくく、力が発揮しやすいのです。

大事なことは、
行動の指針や基準を先に決め、
繰り返し伝えて浸透させること。

これがポイントです。

具体例に置き換えてみましょう。

例えば、「報・連・相」がうまくできない部下がいるとします。

「何でちゃんと報告しないんだ!?」
「連絡が遅いんだよ！」
「相談しろって言っただろう!?」

あなたはいつもイライラしているかもしれません。

ところが、その反対側で部下の方は、
「報告しようとした時に忙しそうだったから…」
「でもその時いなかったし…」
「相談しました(締切直前に)」

なんて思っているかもしれません。

報告の仕方が決まっていたらどうでしょう。
例えば
報告がある時は、朝一番にその旨を伝えて上司に時間を確保してもらう。

連絡の仕方を決めておきましょう。
例えば、
通常は朝のミーティングで
イレギュラーはメールで伝える
緊急の場合は出先に電話したりLINEを入れても可。

相談する回数やタイミング・内容を決めてみましょう。
例えば、
ひとつの事案に３回相談する
締切までの期間の半分・残りの半分・残りの半分
内容は大筋や方向性の相談・詳細の相談・最終確認

どんな行動をすればOKなのかがわかっていれば、
お互いのストレスが減り、スムーズに事が運びます。

今日は、
「行動指針を決めて浸透させる」
というお話でした。

いかがでしたか？

まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。