自分のできることに集中する｜【目標達成メンタル塾】バックナンバー

自分のできることに集中する

2021年06月24日

2021年6月24日

今日のテーマは、
「自分のできることに集中する」
です。

多くの人は、何かをする時に他者の視線や評価を気にします。

「こんなことしたら何て思われるだろう」
「うまくいかなかったら何て言われるだろう」

他者を意識するなという方が無理なのかもしれません。

子どもの頃は親にあれこれ言われ、
学校に行けば先生に評価され、
会社に入れば上司の顔色を窺います。

多かれ少なかれ周りの人のことは気にしますよね。

「他人は他人、自分は自分」と割り切ることは難しいですが、
それができると自分の幸せにつながります。

他者の考えることや環境の変化など、
自分でコントロールできないことをあれこれ考えると、
考えてもキリがない負のスパイラルに入ってしまうのです。

例えば、オリンピックの代表選手。
「コロナ禍にオリンピックなんてやってもいいのだろうか…」
ついつい考えてしまったりするようです。

気持ちよく練習に集中することが難しくなります。

事実、オリンピック開催に反対してデモをする人たちがいて、
その人たちの意見は「開催しない方がいい」です。

デモをする人たちは、自分の意見で動いています。

他方、何が何でもオリンピックを開催したい人たちもいます。
こちらの人たちは「開催すること」を前提に動いています。

両極端の意見があって、それぞれがそれぞれの意見をもとに動いています。
相手方の意見に左右されない行動をします。

どちらが正しいか正しくないかということではなく、
価値観が違い、意見が違い、言動が違うのです。
「優先順位が違う」ということかもしれません。

そして、どちらも選手とは無関係に主張します。

「開催するかしないか」という問題については、
選手はどちらをもコントロールできないのです。

他方、
開催された場合に「出場するかしないか」
という問題については、本人のコントロール下にあります。
(選ばれているという前提です)

海外の選手の中には、
「開催されても自分は出場しない」
と表明している選手もいます。
潔い決断ですね。

大事なことは、自分がコントロールできることに集中し、
自分の判断を基準として行動するということです。

自分事に置き換えてみましょう。

世の中がどうであれ、他人がどうであれ、
自分が決めたこと・自分のやるべきことに集中できているでしょうか？

いろんな意見はあるだろうし、他人はあれこれ言うかもしれないけれど、
自分はこう決めた。だから、こうする。

先の読みにくい難しい状況の中だからこそ、
「自分のやるべきこと」を見極めて集中して取り組むことが大事です。

今すぐには芽は出なくても、
物事には「しっかり根を張る時期」というのもありますからね。

今日は、
「自分のできることに集中する」
というお話でした。

いかがでしたか？

まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。