氷山の下を観る｜【目標達成メンタル塾】バックナンバー

氷山の下を観る

2021年06月28日

2021年6月28日

今日のテーマは、
「氷山の下を観る」
です。

「氷山の一角」という言葉がありますね。
氷山というのは全体の７分の１ぐらいしか海面上に出ていません。
残りの大部分は海の中に隠れているわけです。

このことから、「氷山の一角」とは、
「見えないところにまだ多くのことが隠れている」
という意味で使われます。

「氷山の下を観る」というのは、
「見えない部分をよく観察しましょう」ということなのです。

人の行動は、目に見える部分です。
見える部分の行動と、その結果で物事を判断することが多いですね。
ところがその行動は、見えない思考と感情の部分に左右されています。

分かりやすく例を挙げてみましょう。

「お客様のために全力でこの仕事をやり遂げるぞ！」
と思っていると、そのような行動をとります。

「めんどくさいな。テキトーに済ませておこう。」
と思っていると、そのような行動をとりますね。

自分自身に当てはめてみると、
そのあたりが実感しやすいです。

では、自分の周りの人を見渡してみましょう。
見渡した時に見えるのは氷山の上の行動です。

いつもガンガン仕事に取り組んでいる人、
時と場合によってやることにムラのある人、
何でもそこそこにやる人、
いつもダラッとしている人…。

いろんな人のいろんな行動に気がつきますね。

多くの人は、他者のことを行動と結果だけで判断します。
わかりやすいからです。

では、自分のことに置き換えてみましょう。
自分の行動は客観的に見えているでしょうか？

自分の場合となると、
まず感情が見えて、思考が見え、
それから行動が、

・・・・・・、

見えていますか？

今日は朝から気分がいいな。
頭も冴えていて、いいアイデアが浮かんでくるよ。
仕事がサクサク進んでいくなぁ。

という日があるかと思えば、

朝から家族と喧嘩して気分が悪い。
仕事のことを考えようとしても、朝のイライラの影響で頭が働かないよ。
今日は仕事にならないなぁ。

というような日もありませんか？

見えない感情や思考の部分が行動を左右し、
やるべき行動がきちんとできていなかったりしますね。

ということは、
表面的な行動やその結果だけを見て、
他者を判断したり評価したりすると、
「的外れ」になってしまう可能性があるということですね。

他者の行動に問題を感じた時は、
そこをいきなり指摘したり叱責したりするのではなく、
感情や思考の面に目を向けてよく観察する必要があります。

見えない部分を改善すると行動が改善するというのは良くあることです。
一度じっくり観察し、
本人から話を聴き、
周りの人からも話を聴いてみましょう。

行動が劇的に変わるかもしれません。

今日は、
「氷山の下を観る」
というお話でした。

いかがでしたか？

まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。