「わかる」と「できる」は違う｜【目標達成メンタル塾】バックナンバー

「わかる」と「できる」は違う

2021年10月11日

2021年10月11日

今日のテーマは、
「わかる」と「できる」は違う
です。

「わかる」と「できる」の違いを知っていますか？

「わかる」というのは、頭で理解することや、
目で見てやり方がわかるということです。

例えば、
お料理の先生が「こうやって作るんですよ」と、
目の前で美味しそうな麻婆豆腐を作ってくれます。

すると、
「なるほど、こうやって作るのか」
と、わかります。

では、
あなたがそれをすぐさま同じように作れるかというと・・・、
そんなことはなかなかありませんね。

「わかる」のに「できない」のです。

「できる」というのは、
自分で実際にそのことが体現できるということです。

これが「わかる」と「できる」の違いです。

その「わかる」と「できる」の間のギャップを埋めるのが、
試作や勉強や練習ですね。

わかったことが自分でできるか試してみる。
まだわかっていなかったことがあれば、
勉強しなおしてわかるようにする。
できなかったことがあれば何度も練習してできるようにする。

このような作業を繰り返し、時間と労力をかけて、
徐々に「わかる」と「できる」のギャップを埋めていくわけです。

にもかかわらず、多くの人は、
「わかったことがすぐにできるようになること」
を期待してしまいます。

わかったことが、すぐにできるようにならなくてイヤになってしまったり、
教えたことを、相手がすぐにできなくて怒ってしまったり、
逆に、教えられたことがすぐにできなくて叱られたり。
誰しもそんな経験がありますね。

ですが、そもそも「わかる」と「できる」は違うので、
それを意識しつつ「わかる」が「できる」になるまで、
辛抱強く「やる」期間をとることが必要です。

自分事に置き換えてみましょう。

あなたがリーダー的な立場の人であるなら、
あなたの「やり方」や身につけている技術を、
周りの人に教えることがありますね。

「わかりましたか」と聞くと、
相手が「はい」と答えました。

次の日確認すると、できていません。

この時、
「どうしてでできないんですか!? 昨日教えたでしょう!?」
と、相手のせいにするのか、
「昨日教えたばかりですぐできると思う私が間違っていた」
と、自分に矢印を向けるのか。

「わかる」と「できる」の違いを意識しておくことが、
良好な人間関係にもつながりますね。

今日は、
「わかる」と「できる」は違う
というお話でした。

いかがでしたか？

まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。