自分にしかできないこと｜【目標達成メンタル塾】バックナンバー

自分にしかできないこと

2021年11月29日

2021年11月29日

今日のテーマは、
「自分にしかできないこと」
です。

昨日、テレビでフィギュア・スケートのロシアカップを観ました。
女子のシングルは１５歳のワリオワ選手が世界最高得点で優勝し、
２位は同じくロシアの２４歳トゥクタミシェワ選手でした。

実は、私が注目していたのは２位のトゥクタミシェワ選手の方。
オリエンタルな衣装や音楽と妖艶な演技で独特の世界観を表現し、
北京オリンピックへの期待が膨らみました。

何故、私がそんな期待をしているかというと、
彼女は過去２回、オリンピック代表から漏れているからです。

そもそも前々回のソチオリンピックに出場していてもおかしくない選手です。
金メダルを取ったソトニコワ選手と同世代で、
共にジュニア時代から世界的な大会で活躍していたのです。

ところが、ソチオリンピックの代表には選ばれていませんでした。
怪我をしていたのかメンタル的な問題なのか、
代表選考の試合で本来の実力を発揮できなかったのです。

オリンピックが終わったその年のグランプリファイナルや、
翌年の世界選手権ではパーフェクトな演技で優勝。
「次のオリンピックには間違いなく出てくる」と勝手に思っていました。

ところが、平昌オリンピックの前年には、
優勝したザギトワ選手や銀メダルのメドベージェワ選手ら若い選手が台頭。
トゥクタミシェワ選手はまたも代表選考から外れてしまいます。

「年齢的に次はもう無理かな…」と思っていたところ、
何と４年経った今も第一線で活躍しているではありませんか。

１５歳ほどの若手が高難度のジャンプを武器に次々と出てくる中、
２４歳のトゥクタミシェワ選手は異彩を放つ存在です。
圧倒的な存在感があります。

フィギュア・スケートではどうしてもジャンプが注目されますが、
それだけが点数化されるわけではありません。
様々な面から見て点数化され、それをもとに順位がつきます。

彼女は「自分にしかできないこと」に集中しているように感じます。
４回転ジャンプは跳べないがトリプルアクセルは３回入れられる。
年齢故の妖艶さがある。
など、「強み」に特化して武器としているのです。

さて、
ここで自分のことに置き換えてみましょう。

仕事や活動の中で選ばれるために、
あるいは注目されるために、
「自分や自分の組織にしかできないこと」は何でしょう？

「これだけは自信がある！」
と言える、あなたが見てほしい部分はありますか。
「自分にしかできないこと」
を、徹底的に考えてみてくださいね。

今日は、
「自分にしかできないこと」
というお話でした。

いかがでしたか？

まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。