馬に水を飲ませることはできない
2022年6月13日
今日のテーマは、
「馬に水を飲ませることはできない」
です。
「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」
イギリスの有名なことわざです。
馬にも自分の意志があります。
喉が渇いていなければ水辺に行っても水は飲みません。
他者がどんなに考えて有益なものを与えたつもりでも、
本人にその気がなければ行動にはつながらないという意味ですね。
裏を返せば、
馬だって喉が渇けば自ら水辺を探して飲もうとする。
本人がその気になれば勝手に動くんだよということです。
子育てに置き換えてみましょう。
子どもに「勉強しなさい」といくら言っても、
興味がなければ自らやろうとはしませんね。
でも、何かのきっかけで興味のある分野を見つけたり、
「勉強っておもしろいな」と自ら気づいたりすれば、
放っておいてもするようになります。
まず、「心が動く」ことがスタートなのです。
なので、育てる側がすべきことは、
命令したり強制したりすることではなく、
「きっかけ」となるような「働きかけ」をするということです。
一緒にいろんなものを観に行く。
新しいことにチャレンジする。
嬉しい思いをする。
悔しい思いをする。
何がその人の「きっかけ」となるかは人それぞれですので、
いろいろ試してみることが必要ですね。
あなたのお仕事の場合はどうでしょうか？
考えてみてくださいね。
今日は、
「馬に水を飲ませることはできない」
というお話でした。
いかがでしたか？
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。
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