関わり方・捉え方を変える｜【目標達成メンタル塾】バックナンバー

関わり方・捉え方を変える

2024年03月07日

2024年3月7日

今日のテーマは、
「関わり方・捉え方を変える」
です。

先日、
ある人と話をしているときに、
こんな話が出ました。

「うちの中３の息子が問題なんです」

どんな大きな問題かと思って尋ねてみると、
「目標がないんです」
「勉強をまったくしないんです」
と。

目標はあるに越したことはないですが、
中学３年生ぐらいだと、
まだまだ明確な目標がなくても問題はないですね。

人生経験そのものが少ないですから、
その少ない選択肢の中から、
何が何でも目標を決めなければならない訳ではないです。

これから先いろんなを見て、
たくさんの人に出会って、
いろんな経験を積む中で見つけていけばいいのでは。

ひょっとすると学校がイヤなのか、
友達関係が悪いのかと聴くと、
「学校は楽しいと言ってます」と。

それは素晴らしい！

「学校がイヤだ」
「友達がイヤだ」
という方が問題が大きいです。

「でも、勉強はしてもらわないと困ります」

高校受験で困っているのかと思えば、
そういう訳でもない。
私学なので高校にはそのまま行けるようです。

本人はたぶん困っていないのです。

困っている・問題があると思っているのは、
親と学校の先生。

学校の先生は、
「ちゃんと勉強して有名大学に行ってもらわないと」
と言っているそうです。

なるほど。
学校の都合ですね。

つまり、
困っていない子どもと困っている先生の間に挟まって、
親が「これは問題だ」と思っている訳です。

「うちの中３の息子」が問題なのではなく、
「うちの中３の息子に問題がある」
という「捉え方」が問題だと感じました。

「勉強をしないあなたが問題だ」
というのは全否定です。

親に自分のことを全否定されたら、
どんな気持ちになるでしょう。

あなたのことが大好き。
あなたが楽しい学校生活を送っていて嬉しい。
毎日遠い学校に通って頑張ってるね。

そんな風に認めて欲しいですよね。

親はどんなときでも自分の味方でいてくれる。
いつも自分を大好きでいてくれる。
そう思っていたら安心して話ができますね。

本当はどう思っているのか？

きっと何かあるはずです。
安心して話ができる関係性になれるように、
親の方が「関わり方」を変えることが大事です。

ゆっくり話ができる関係性に戻れたら、
精一杯応援してあげて欲しい。
その上で「勉強も少しはやれば？」と言えばいい。

「息子が問題」ではなく、
「息子が勉強をしない」という、
ほんの「一部分」だけが問題なのですから。

親が変われば子どもが変わる。

今日は、
「関わり方・捉え方を変える」
というお話でした。

まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。