人が育つ言葉をかける
2025年7月10日
今日のテーマは、
「人が育つ言葉をかける」
です。
人を育てる立場にある人は、
「どんな言葉をかけるか」
意識することが大切です。
相手が子どもだとしても、
生徒だとしても、
部下だとしても同じこと。
「どんどんやろう！」
「やり続けよう！」
という前向きの言葉かけが必要なのです。
世界的な日本画家の千住博さんが、
子どもの頃にお父さまから言われた言葉が、
とても素敵なんです。
「途中で止めるから落書きなんだ。
最後までやれば仕事になる。」
博さんが自宅の壁に絵を描いていると、
父に見つかった。
「叱られる！」と思って描くのをやめた。
その時、
お父さまの口から発せられたのが、
先ほどの一言だそうです。
「うーん！そう来るか!?」
とびっくりするような、
素晴らしい言葉かけですね。
多くの親は、
いろいろなことを「やめなさい」と叱り、
やらないように釘を刺します。
「やってはいけないことを教える」
ことに重きをおくのです。
もちろん、
世の中のルールは守らなければならないし、
絶対にやってはいけないことは止めさせねばなりません。
やっていいことと悪いことの「線引き」は必要です。
大事なことです。
が、
「良くないことを禁止する」
というだけでは子どもは縮こまってしまいます。
千住博さんが落書きをしたときに、
お父さまが叱っていたら、
世界的な日本画家は生まれなかったかもしれません。
「やっていいこと」に関しては、
「どんどんやろう！」
という言葉かけが必要なのです。
相手を育てよう、
すくすく伸ばそうと考えるならば、
よく考えた上で前向きの言葉をかけましょうね。
今日は、
「人が育つ言葉をかける」
というお話でした。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。
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