「他社が上げたから」という値上げの危うさ
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特定の商品やサービスの「値決め」を考えるとき。
ここには、コストから積み上げる視点が有効です。
昨今の値上げラッシュ。
「周りも上げているから、うちも上げよう」
「ライバル店より少し安くしておけば大丈夫だろう」
こうした相場に基づいた判断だけで、
価格を決めてしまうことは少なくありません。
しかし、他社と自社では、
抱えている固定費も借入金の返済額も違います。
「売れているのに、なぜか資金繰りが苦しい」
という状況は、
自社のコスト構造を無視した値決めに原因が
あることも多いのです。
「いくらで売れるか」という期待を一度脇に
置き、
「最低限、いくらで売らなければならないか」
を導き出してみる。
まずは、提供するために確実に発生するコスト
を確定させます。
人件費や広告費などの固定費
原材料や運賃などの変動費
これらを整理すれば、
損失を出さない「損益分岐点」が客観的に
決まります。
損益計算書上で利益が出ていたとしても、
借入金の元金返済額が減価償却費を上回って
いれば、
目標としていた手元キャッシュは想定を
下回り、目減りしていくことになります。
算出した必要売上高を、さらに「単価」と
「数量」に分解してみる。
その単価は、自社の固定費や返済を賄うの
に十分か
その数量を処理できる、人員や設備はあるか
この裏付けを確認することで、値決めの根拠
が明確になります。
自社の存続条件を最優先に据えた「逆算」
の設計。
主観的な予測を、数字の根拠に置き換える。
それだけで、不必要なリスクを避け、
着実な意思決定ができるようになります。
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▼編集後記▼
今日から4月、新年度のスタートですね。
真新しいスーツ姿の新入社員を見かけると、
こちらまで「新学期」のようなソワソワした
気持ちになります。
2026年の春。
お子さんの入学や進級で、朝からバタバタ
されているご家庭も多いのではないでしょ
うか。
経営も新学期と同じです。
一度、今の「カバンの中身(コスト構造)」
を整理して、スッキリした状態で走り出し
たいものですね。
新しい出会いや変化を楽しみつつ、今月も
着実に進んでいきましょう。
今週も最後までお読みいただき、ありがとう
ございました。
感想などお聞かせいただければ嬉しいです。
本メールが
○○さんのお役に立てれば大変嬉しいです。
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