新聞紙上でお会いしましょう。｜キタダハルキの「気ラク」メルマガバックナンバー

新聞紙上でお会いしましょう。

2013年06月05日

こんにちは、キタダハルキです。

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自分自身と向き合う覚悟、決めるぞ！

と決断出来た方のみ、ご参加いただければと思います。

さて、今回のテーマは「お金と行動」についてです。

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新聞紙上でお会いしましょう。

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お金、欲しいですか？

このように聞かれて「NO」と答える方はまぁそうはいないと思います。

それなのに、

「ワタシ、お金欲しい！」

とちゃんと口に出す人間は少ないですよね。

イヤらしい、とか思っているのでしょうが。

すっごくシンプルですが、

この状態は、

「言行不一致」

のかなりベタなケースの一例です。

実感しづらいと思いますので、

以下に例を載せておきます。

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経営者のAさん。

Aさんは「お金が欲しい」という欲望を持っていました。

ですが、きちんと「誰にでもわかる」形で

お金が欲しいって言うのはイヤらしいと思っているヒトでした。

だから、濁して濁して・・・

一見真っ当っ「ぽい」←ココ重要です

理由を付けて、

お金を出させよう出させようとしていました。

Aさんには、

「お金が欲しいという下心が見えては嫌われる！」

という思い込みがベースにありました。

だから、下心を隠すためにも

「私たち仲間なんですよー」

というアピールは必須なのでした。

Aさんは、手を変え品を変え、

お金をなんとかむしりとれないか、

日夜そのことで頭がいっぱいでした。

下心からじゃないんですよー、

アナタと仲間になりたい、

アナタと出会いたいからなんですよー、

こんな資格あげますよー、

だからお得ですぜー、

こうして、Aさんはお金を手元に集めることに成功しました。

コレに味を占めたAさんは、

もっともっとお金を欲しいと思うようになりました。

今まで上手くいった手法を繰り返して、

どんどんお金を集めていきました。

中にはそんな姿勢についていけない、と

何やらどこぞから声がしましたが、

「気のせいだ、そんなこともあるさ」

「今は仲間がいるじゃないか」

と無視をしていました。

・・・そんなある日のことです。

ハイ、ストップ。

そこまでにしましょうか。

続きは署で聴きましょう。

なんと、無視してきた不満がそこかしこで噴出していて、

Aさんが気づいたときにはもうマークされる人間になっていたのです。

Aさんは慌てふためきました。

「違うんだよ！コレはみんなのためになるなんだ！

オレはお金が欲しいなんてこれっぽっちも言ってないんだ！

勝手にあいつらがお金を払ったんだ！」

ハイハイ、分かったから。

おとなしくこの車乗ってねー

Aさんは、ケーサツに連れていかれてしまったのでした・・・。

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さて、このAさん、なんでこんなことになったと思いますか？

「やっぱりお金は怖いからね」

「あくどいからだよ」

「やっぱりお金儲けはダメだね」

想定される感想はこんな感じでしょうか。

残念ながら、

その思考回路ではこの先詐欺に遭う可能性が高いと思います。

もっというと、

仕掛ける側に回った際に図らずも詐欺をしてしまう可能性も高いと思います。

というのも、

詐欺は「悪意」が前提という間違った常識があるからです。

このAさんが連行された理由は、

実はお金を取ったからではありません。

「実態の不明な変な価値」で、

お金が欲しいという欲をすり替えてしまったために、

「お金」をいただくという行為に付随する、

お金をいただくことに対しての「価値提供」の気持ち

が抜け落ちてしまい、

結果として「お金を払ったにもかかわらず、価値がない」と、

お客様側に判断されて足元をすくわれた、

という流れです。

要は、きちんと

「お金をいただくことに対して責任を持つ覚悟」

をしなかったから周囲の誤解を招いたわけです。

誤解ってえげつないです。

自分の意思なんかお構いなしです。

ですが、誤解を受けるということは

それ相応の誤解を招く要素があるということです。

今回の場合、

お金が欲しいという意図を

「あいまいな価値」で濁して、

そのせいで「あいまいな価値」の部分しか伝わっていなかったから、

それこそ・・・

「これさえ買えば・・・」みたいなこと言ってたのに！

とか、

「全然お得でも何でもないじゃない！」

とか、

「何にもよくなってない！」

とか、

そういうクレームがお上に上がって、

ケーサツからマークされて、

Aさんは言い訳をお上の前でするというような恥をさらす結果になっていくわけです。

もうお分かりかと思いますが、

この時点で問題が「お金そのもの」ではなく、

Aさんにとって「実のところお金のためでしかなかったコンテンツ」に対して、

作り手と受け手の間で価値の相違が出来たからということになります。

ですが、その価値のズレを認識する力が作り手になければ、

「価値あるもの売ってたもん！だって売れてたもん！」

というように、開き直りが起きてしまいます。

そうなんです、

価値があると自分では思っていたのであれば、

実は詐欺は「悪意」ではないわけです。

だからこそ、詐欺事件の首謀者は、

「コレは顧客のためなんだ！」

とか平気で言うわけです。

お金欲しいとかいう下心を出したら困る、

なんて気持ちはもう遥か底に沈んでしまっていて、

全く自覚がないわけです。

こうなったら、もう最高裁へGO！です（笑）

要は何が言いたいかというと、

作り手として、

理解のゆがみがあると困る要素は、

きちんと「理屈」を以って、

誰にでもわかる、納得できる形で

説明する必要があるってことです。

もちろん、分からないことは受け手側からも確認していく必要があります。

相手からの価値を、ゆがんだ形で受け取っていないかどうか、

はたまた、自分にとってその価値が本当に必要なのかどうか・・・

そして、こういう受け手からの発信に、

作り手は真摯に答える必要があるわけです。

なぜなら、

お金（時間の場合もある）という価値を受け取っているからです。

それなのに、

下心がバレそうだからキレて威圧、とか

価値を提供する上での態度を指摘されただけなのに、自分自身のすべてを否定されたと思い込んでムカついて威圧、とか

盲信する人間を、「コイツは金づるだ！」と思って囲い込むとか・・・

もう今から言っときます。

新聞紙上でお会いしましょう、と。

肩書き、そのころには変わっているでしょうね。

皮肉にも「国民みんなにわかる形」で、

「被告」

とね。

そろそろまとめに入ります。

もう一度言いますが、

お金を貰う行為は、断じて悪ではありません。

ですが、

お金を貰うことに対して、そこに

「全力の価値」

を提供できているかどうか、

この点についての努力を怠ることは立派に「悪」です。

だからこそ、お金をいただくときには、

「お金を払うと覚悟した相手の気持ち」を、

絶対に頭から落とさない必要があると私は思うのです。

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