エンジニアの仕事で学んだこと
不良品が出るのは別に良いんです。
一番たちが悪いのは……。
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エンジニアライターの
「書いて人生を変える」メルマガ
Vol.0280 2021.8.4
発行者:蔵本貴文(くらもとたかふみ)
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こんにちは。
エンジニアライターの蔵本です。
不良が再現しないというのは、
私の世界で最もやっかいなことです。
私はエンジニアとして仕事をしていますが、
それはプログラムを書く仕事ではありません。
半導体のエンジニアなので、
モノを相手にする仕事なのですね。
その仕事の中で、不具合(不良)の
解析ということも行います。
その不良の中でも、一番たちが悪いのが
「再現性のない不具合」です。
普段はちゃんと動いているのだけど、
ふとした拍子で不良が生じる。
こんなケースの場合、
結局、指摘された不具合が
起きないということもあります。
ウソを言うような相手でないので、
現象が起こることは事実なのでしょう。
しかし、自分のところでその不良が
発生しないのでは、何もできません。
ですから、「不良、再現せず」
という冷たい調査結果とともに、
製品を返すことになるのです。
さらに、不良が再現したとしても、
出たり出なかったりという不良は、
解析が大変難しいのです。
不具合の解析というものは、
この条件では不良、あの条件では正常と
切り分けていくものです。
だから、再現しない不良は、
色々いじってみて、
まず、不良がいつでも出る状態を
作ることが大事です。
これを「再現性を高める」と言います。
エンジニアの性格が出てしまい、
前置きが長くなりました……。
例えば、世の中には何かのメソッドを
売っている人が数多くいます。
顧客の多くはその結果に
注目しているのだろうと思います。
しかし、本当に重要なものは、
実は再現性なのです。
○○メソッドで成功したといっても、
実はそれはそのメソッドではなく、
他の要因なのかもしれません。
その時、偶然よい友人に恵まれたとか、
単に運が良かっただけとか。
そこで、そのメソッドの
価値を示すのは再現性です。
つまり、そのメソッドを使うと、
どのくらいの割合で成功できるのか、
という確率です。
メソッド自体の価値は、
再現性にあるのです。
「再現性」という言葉を
自分の辞書に入れることにより、
人やモノを見る目が、
さらに磨かれると思います。
この再現性に敏感なことは、
エンジニアの仕事をして良かったと、
思えることの一つです。
●●今日のポイント●●-----------------
「再現性」に着目すると、
モノを見る目が磨かれる
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大手半導体メーカーでエンジニアとして働きながら
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