上から目線と感じる時
それを避けるためには……。
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エンジニアライターの
「書いて人生を変える」メルマガ
Vol.0814 2025.1.8
発行者:蔵本貴文(くらもとたかふみ)
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こんにちは。
エンジニアライターの蔵本です。
この人「上から目線だな」
と感じることがありますよね。
今日はその感覚の正体の話です。
この気づきは年末年始に読んだ、
ノンフィクション作家の石井光太氏の
『本を書く技術 取材・構成・表現』
という本から得られました。
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この本の中で読者が「上から目線」と
感じる理由は2つあるとされています。
一つは正義を振りかざした時、
つまり「○○は××するべき」という
表現をした時です。
こちらはわかりやすいでしょう。
問題は二つ目です。
それはジャッジ、断定する時です。
つまり、○○が離婚した原因は
義母の態度であった、など、
本人から直接聞いていないことを
ジャッジするようなことを書くと、
読者は「上から目線」と感じるのです。
例えば、親しくない人に
「あなたって○○な人だね」
と言われると、それが当たっていても
イラっとすることでしょう。
また、自分自身でなく、
相手が第三者であっても
良い印象は持ちません。
だからジャッジは人に良い印象を
与えないのです。
ただし、これは単に書籍の表現を
婉曲にすることを言っているのでは
ありません。
婉曲にして、
○○かもしれない、
○○と思われる、
○○なのだろうか
という表現が連発していたら
どう感じるでしょうか?
良い印象は持ちません。
だから、こういう時には
客観的な事実を積み上げることです。
先ほどの離婚の原因の話なら、
義母がこんな態度をとっていた、
こんな言葉を○○にかけていた、
○○は友人にこんなことを話した、
など、ただ事実を書きます。
そして、判断は読者に任せる、
という表現が正解なわけです。
もちろん、読者は著者が
書いたことしか認識はできません。
だから著者が認識を操作していますが、
最後の判断は読者に任せます。
このようにすると、読者に
「上から目線」と感じさせることなく、
何かを伝えられるのです。
ただ、これを行うためには、
事実を集める取材が必要です。
読者に納得してもらうためには、
著者が汗を書く必要があるのですね。
●●今日のポイント●●-----------------
著者は事実を積み上げる。
最後の判断は読者に委ねる。
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