激変の時代をむかえた医療福祉業界。変化の荒波を乗り越えて行けるかどうか？は、まさに「いまいる職員の力を最大限に引き出せるか？」に尽きるでしょう。どんな変化にも、「よし！やりましょう！」と積極的に臨む柔軟な組織になるためには、一日も早く自律型の組織づくりをスタートすることが重要でしょう。そのための最新事例や具体策をお伝えしています。[自律進化組織研究所：組織改革コンサルタント。効果測定によって裏打ちされた結果にコミットする組織開発「7ヶ月で自律進化組織をつくるHIT-Bitプログラム」に定評。述べ500施設・25,000人の支援実績。『医療タイムス』『月刊 医療経営士』『月刊 保険診療』に連載中]

★☆ 自律進化組織勉強会 ☆★ 25/08/19
【自律進化組織の創り方】

■経営者・上層部・リーダー・組織改革推進ご担当者向け
■組織風土づくりのための「実戦！」メールマガジン

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カリキュラムを定めず、
園児たちがやりたいことを自由にやらせて育てる幼稚園が、
愛知県にあるそうです。

のびのび、楽しいのは良いことですが、
その効果は、幼少期だけにとどまらないんです。

「人生を変える」んです。

一人ひとりが自由な世界を幼時体験できると言うことは
「人はそれぞれ異なる」
ということを心に深く刻んで
人間形成が行われるということなんです。

そのことが、
ちょっとやそっとで変わらない事実認識になるんです。

つまり、
「差別しない」
「差別を受け入れない」
人間になるということです。

というより、
「差別の意味がわからない」
人間になるんです。

だから、そんな人たちが世界に増えれば、
差別が世の中からなくなってしまうのです。

■一方、日本人は、永らく
「他者と異なることが恥ずかしい」
という文化が続いてきた、
「同調圧力ダイスキ民族」
です。

なので、
おかしなところがあっても、
「ちょっと！ホントにこれでいいの？」
と誰も言い出さない性質があります。

これが、この民族の最も恐いところですね。

しかし、
病院経営・企業経営となれば、
「そういう民族だから仕方ない」
とばかりも言っていられません。

いまのような激変の時代には、
職員が全員で、
どんどん
「ちょっと！ホントにこれでいいの？」
と言っていかなければ、
その病院組織は生き残れないでしょう。

■今回は、
「企業組織はそうなりやすいけれど、
医療現場は、どうか？」
について、
ご意見をお聞かせいただきたい気持ちです。


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今回は、

【質問】「医療職は蛸壺の中にいたい」はホント？

です。


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■このメールマガジンを読んでくださっている
医療従事者のみなさんに、
ぜひご意見をお聞かせいただきたいことがあります。

というのも、
最近も、あるコンサルタントから
こんな言葉を聞きました。

「医療従事者は、医療をしたいんだ。
それ以外に関心はない。
だから、経営がどうのこうのと言っても
まったく関心を示さない。

専門分野という蛸壺の中に
収まっていたいんだ。

だから、
経営難になって人員整理に遭うことも
想像しようともしないんだ」
と。

実際に、
そんな傾向はありますでしょうか？

■一方、
医療福祉業界以外は、どうか？

わたし・三好は、
健診センターや特別養護老人ホームの他、
さまざまな企業にも勤務していました。

人材派遣会社にいた時のこと。

次第に業界内の競争が激しくなってきた頃、
社員の間で、
「もっと新規開拓するには？」
「もっと多くの登録スタッフを確保するには？」
「スタッフを即戦力に教育するには？」
などなど会話が飛び交うようになりました。

そこで、わたしが、
「ただぼやき続けていても意味がない。
いっそのこと
それぞれ研究グループを作って、
具体策を考えよう」
と提案しました。

すると、上記も含めて、
6つの研究会が立ち上がりました。

4〜5人のところもあれば、
15〜16人のグループもあり、
それぞれ、
ほぼ週1回、終業時間外に集まって
熱心に話し合って、
そこから、さまざまな取組が生まれました。

■このように、
「気になることがあれば、なんでもやる」
それが、企業の社員にとっては
珍しくない文化なんです。
（もちろん、そうでない企業や社員もいますが）

わたしの知る限り、
大抵の企業では、ひとたび
「経営がタイヘン」
となれば、一気に騒然となって、
経営者でも役員でもない
一般社員たちからも、
なんらかの動きが出てくるものなんです。

■そこで、改めてご意見をお聞かせください。

冒頭のコンサルタントが言っていた
「医療従事者は、医療をしたい。
だから、経営がどうのこうのと言っても
まったく関心を示さない」
・・・は、当たっているのでしょうか？

それとも、偏見でしょうか？

わたしには、
どうしても偏見にしか思えません。

理系で、
専門職で、
資格職で、
頭脳集団である医療従事者の方々が、
経営をまったく視野に入れないはずがない
と思うんです。

では、何がブレーキになっているのか？

■それは、
「そういうことを言い出す空気がない」
という風土ではないでしょうか？

専門集団だけに
「餅は餅屋に任せておくべき」
「担当外が動いても無題になるだけ」
「余力も全て専門領域に注ぐべき」
といった、プロ意識が
働いているのではないでしょうか。

合っていますか？

だとすれば、
やるべきことはシンプルです。

「なんでも話せる職場にする」
それだけです。

風通しが良くなれば、
「関わりたいことに関わりたい人が関わる」
自由でアグレッシブな組織になります。

頭脳集団が知見を出し合えば、
これまでにない取組や
想像もしなかった展開、
とんでもない成果が生まれるでしょう。

もちろん、
劇的に経営を好転させるはずです。

それは、
人材派遣会社の研究会の比では
ないでしょう。

■ただし、
残された時間はありません。

3/10「民間病院の69%が本業で赤字」
7/18「自治体病院の95%が本業で赤字」

自民公明維新は
「11万床削減で、国民医療費1兆円削減を」

厚生労働省は、
「高額療養費の限度額上限を見直しを」
「1床410.4万円で、病床数適正化を」

…というように、
日増しに外部環境は厳しくなっているからです。

また、トップが
「なんでも話せる職場にしよう」
と言っても、
すぐに風通しが良くなるわけではありません。

「本音を言っても大丈夫だ」
と安心できるまで、
最短（自律進化組織研究所の
HIT-Bitを実施した場合）でも、
新しい意見や取組が飛び出すようになるまで
7ヶ月はかかります。

■さて、改めてご意見をお聞かせください。

冒頭のコンサルタントが言う
「医療従事者は、医療をしたい。
だから、経営がどうのこうのと言っても
まったく関心を示さない」
は本当なのでしょうか？

■HIT-Bit®︎については、
毎月１Dayセミナー(リモート)を開いています。

次回は、
2025年8月23日(土) 13:30〜16:30
リモートです。
よろしければご参加ください。
https://pcs-c.com/hit-bit-00/hit-bit-01/


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■ショート・ムービー・オール・リスト
https://www.youtube.com/@JiritsuShinka/videos


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