激変の時代をむかえた医療福祉業界。変化の荒波を乗り越えて行けるかどうか?は、まさに「いまいる職員の力を最大限に引き出せるか?」に尽きるでしょう。どんな変化にも、「よし!やりましょう!」と積極的に臨む柔軟な組織になるためには、一日も早く自律型の組織づくりをスタートすることが重要でしょう。そのための最新事例や具体策をお伝えしています。[自律進化組織研究所:組織改革コンサルタント。効果測定によって裏打ちされた結果にコミットする組織開発「7ヶ月で自律進化組織をつくるHIT-Bitプログラム」に定評。述べ500施設・25,000人の支援実績。『医療タイムス』『月刊 医療経営士』『月刊 保険診療』に連載中]

医療福祉現場のための「人と組織のマネジメント勉強会」

★☆★リーダー層の自律度が診断できる3大質問★☆★自律進化組織勉強会(組織開発の方程式) / 自律進化組織研究所★☆★

2025年10月14日

★☆ 自律進化組織勉強会 ☆★ 25/10/14
【自律進化組織の創り方】

■経営者・上層部・リーダー・組織改革推進ご担当者向け
■組織風土づくりのための「実戦!」メールマガジン

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先日、ある自治体病院から
接遇研修の相談がありまして、

「今年は、三好先生にという話が出ましたので」
とのことで、嬉しかったのですが、

「で、どんな研修をしたいと考えていますか?」
と訊くと、
「そこはまだ話し合っていないんです」

「では、どんな課題があると思っていますか?」
「それも、まだこれから…」

「研修は、いつ頃の予定ですか?」
「12月頃の予定です」

「12月だと、すぐ年末になるので、
気忙しくて、
学んだ内容がすぐに風化してしまいませんか?」
「毎年12月なので…」

もう、おわかりでしょう。

「思考停止」です。

自治体病院の95%が医業収支で赤字
といういま、
しなくて良い研修はやめて、
講演料も受講者の日当も節約すべきでしょう。

反対に、
必要な研修なら、
予算をとってでも新たに企画するべきでしょう。

何よりも気になったのは、
「こんなことをしていて、
市民に対して恥ずかしくないのかな?」
ということです。

医療機関経営が極めて厳しい状況の中、
病院のお金は、
病院と患者さんと職員と医療のためだけに
使われなければなりません。

人材ブローカーや
自称コンサルタントの効果のない研修などに
1円たりとも、
流出させてはならないのです。

日頃、自治体病院では、
職員の方々から、
「俺たちの税金で運営されているくせに」
と民間病院では言われない中傷を
受けることがあってつらい、と
嘆く声がしばしば聞かれます。

ならば、
できる営業努力を尽くして、
市民に恥ずかしくない運営をした方が
良いはずです。

世間には、
課題も目的もなく、
「なんとしても現場を変えたい」
という情熱もない
(ということは、研修しても何も変わらない)と
わかり切っている研修を引き受ける
コンサルタントはいくらでもいるでしょう。

ただ、わたしは、
住民の方々に顔向けできないような研修に
関わる気にはなりませんので、
この件は、
一旦お断りすることにしました。

しかし、
この病院のような温度感の現場が
少なくないことも事実です。

今回は、そんなテーマについて、
「3つの質問で自己診断してみませんか?」
という内容です。

今回も音声の要約を聞くことができます。
https://pcs-c.com/leadercheck/


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先日、生まれて初めて胃カメラを
受けさせていただき
(といっても経鼻的内視鏡ですが)

あまりの緊張に
前日の午後3時以降は
一切の食べ物が喉を通らず(ちょうど良い!)

当日は朝4時ごろに目が覚めてしまい
泣きながら支度をして
医療機関に向かったのですが、

その消耗ぶりのおかげで
ベッド上では死んだ魚のようになっていたためか

担当医の先生からは
「胃カメラを初めて受けたとは思えない上手な受検」
と褒めていただきましたので、

気をよくして、
今後は履歴書の特技欄に
「胃カメラの受検」
を書くことにしようと思った三好です。


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今回は、

リーダー層の自律度が診断できる3大質問

です。


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■今回も音声で要約を聞くことができます。
https://pcs-c.com/leadercheck/

■今回は、みなさんの現場に関して、
3つの質問をさせていただきます。

■【第1問】

昨今の若者は、退職代行サービスを利用することに
なんの罪悪感もありません。

新入職員が、入職当日の帰りに
「転職サイト、どこに登録してるの?」
と情報交換していることも珍しくありません。

先輩職員が厳しく指導したら、泣いて帰り、
親が抗議にやってくるというケースも
増えてきています。

このままでは、現場は混乱するばかりです。

そこで、質問ですが、
院長・事務長・看護部長であるみなさんが、
そんな新世代人対策を学んで、
ガイドラインをつくる予定でしょうか?

■ぜひ、
「そんなことは幹部職員がすべきではない」
と考えてほしいと思います。

理由は2つ。

まず1つは、
幹部職員の方々にそんな時間はない。

そしてもう1つ、
こちらが重要なのですが、
幹部職員がそこまで用意してしまうのは
過保護であり、
組織が成長しないから、です。

■むしろ、そんな問題を感じたら、
ぜひリーダー層の職員が、
みずから話し合って、
「私たちで、新世代人対策のガイドラインを
策定してみました」
と持ち込んできてほしいところです。

いや、そういう組織にしなければ、
問題が次々に降りかかるこの激変の時代を
生き残ることはできないでしょう。

■【第2問】

いま、医療機関も
本当に必要なことにだけ経営資源を集中し、
一切の無駄を排除しなければ
生き残れない時代になりました。

そこで質問です。

みなさんの現場では、
「この毎年定例の研修、
どうしても必要かというとそうではないので、
今年はやめませんか?」
といった意見がリーダー層から
上がってきているでしょうか?

また、
「この分野に関する研修は、
年1回と決まっていましたが、
今年は2回にして強化しませんか?」
といった提案が上がっていますでしょうか?

つまり、リーダー層が
「決まりだから」
が当たり前になってはいないか?ということです。

もし、
「決まりは決まり。
必要かどうかは考えない。
例年通りやれば良い」
と考えているリーダーばかりであれば、
もはや、思考停止と言わざるを得ません。

そして、そんなことまで、
幹部職員が考えてあげなければならないならば、
それは過保護です。

学ぶのは本人たちなのですから、
自分たちから、
「何を学ぶべきか」
「何を学ばせてほしいか」
を挙げて、
さらに自分たちで企画運営するのが
大人の思考ではないでしょうか。

■【第3問】

昨今は、他業界の賃上げが進み、
医療業界の人材採用は、
これまで以上に困難になってきました。

人材紹介業者の中には、
数多くのブローカーが混じっており、
人材の個性と職場の風土がマッチしているかには
関心がなく、
ただ人材を送り込んでくる会社もあります。

これでは、
いくら費用を支払っても足りません。

そこで質問です。

みなさんの現場では、
リーダー層から、
「自分の部署の魅力や
自分の担当業務のやりがいを
一番わかっているのは自分たちなので、
自分たちで、
採用広告を作成させてください」

「採用時に細かな意思確認をしておいた方が
入職後に
ミスマッチに気づいて退職にいたるという事態を
避けられるので、
面接にも同席しても良いですよね」

「面接では本心が見えないので、
面接前の院内見学で
私たちが案内しながら話をして
人物を見たい」
などといった申し出があるでしょうか?

自分たちが、
人手不足に困っているのに、
また、
自分たちが一緒に働く仲間を選ぶのに、
みずから関与しようとしないのは、
チーム運営の一部が他人事になっている
ということではないでしょうか?

リーダーには、
「いつまでに、どんなチームにしたい」
というビジョンがあり、
「そのためにできることはなんでもやる」
という意識がなければ、
その資格はありません。

また、
リーダーたちがこうした問題に関与せずとも
採用担当者が責任をすべて引き取ってしまうのも
過保護ではないでしょうか。

■ということで、

【第1問】
リーダー層は、
新世代人対策について
自分たちガイドラインをつくっていますか?

【第2問】
リーダー層は、
本当に必要な研修だけを行なうべき、
という問題意識を持ち、
企画に関わろうとしていますか?

【第3問】
リーダー層は、
自部署の人材確保について、
自分ごとと捉えて、
みずからできる限り手を尽くそうとしていますか?

■もしこれらの回答が、
いずれも「No」だったとすれば、
リーダー層にとって、
過保護な状態になっていると言えるでしょう。

受け身、傍観者的、人任せ…。

少なくとも、リーダー層が
自律的に考え行動できなければ
組織に未来はありません。

リーダー層の自律的に考え行動することは
次々に襲いかかる激変の荒波に遭っても
修復して立ち上がれる
「組織の自然治癒力」
そのものです。

これまでの
コーチングや傾聴などの
コミュニケーション・テクニックを学ぶ
表面的なリーダー研修では、
もはや限界なのはご存知でしょう。

新世代リーダーとして、
新たな課題にみずから気づき、
考え、話し合い、
みずから改善提案をあげてゆくといった
自律型リーダーを育成する必要があるでしょう。

一日も早く
リーダー層を
自律型リーダー層へと育成することを
お勧めします。

■自治型リーダー育成については、
毎月1Dayセミナー(リモート)
『自治型リーダー・プログラム説明会』を
開いています。

次回は、
2025年10月18日(土) 13:30〜16:30
リモートです。
よろしければご参加ください。
https://pcs-c.com/hit-bit-00/leaderprogram/

■なお、今回も、本文を
AIの音声で聞くことができます。
https://pcs-c.com/leadercheck/


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■ショート・ムービー・オール・リスト
https://www.youtube.com/@JiritsuShinka/videos


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自律進化組織研究所
 代表 : 三好 章樹
 所在地 : 114-0012 東京都 北区 田端新町 3-14-4 6F
 Mail : miyoshi @ pcs-c.com
 Cell : 090-9964-8087

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