【ほぼ日刊 リーフ通信】Vol.138 建材価格の高騰にどう備えるか 2022年11月15日号
この前の日曜日はリーフ女子スタッフ
によるDIY女子部。
杉の集成材で子供椅子を製作しました。
なかなかの出来栄えでよかったです
本日も家づくりに役立つ情報を
お送りいたします。
よろしくお願いいたします。
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最近、業界をにぎわせているのが
建材価格の高騰。
今年になってからもすでに各社が
値上げを実行しました。
中には1年で2回もするところがあったり。
年明けにもグラスウールのマグイゾベール
https://www.isover.co.jp/news/2022-10-28
石膏ボードの吉野石膏、総合建材のリクシルなど
大手が1月から4月にかけての
値上げを予告しています。
一般的な注文住宅の価格は、コロナ前の2019年
に比べて2022年時点では大方20～25%アップ
今まで2500万円でできていた住宅が3000万円
超えてくるイメージだったのですが、
2022年から2023年にかけてはさらに10%ほど
上がってくる可能性も。
当然、これだけの価格上昇があると家づくりに
も大きな影響が出てきます。
そこで、この価格高騰に時代において家づくり
にどう取り組むかについて考えてみます。
①延床面積を小さくする
当然のことながら住宅価格は延べ床面積が
大きくなればなるほど上昇します。
出来るだけコンパクトで整形（凸凹のない）
総2階建ての家がローコストに納まります。
高断熱高気密の性能の良い住宅ならば、
ホールや廊下、LDKなどを壁で仕切ること
なくオープンな間取りにすれば狭さを
感じることもありません。
注意点は長期優良住宅を取得したいとき、
最低面積が40㎡以上（階段室を除く）と
定められています。
特に3階建てにする際などは要注意です。
②設備機器はスタンダードなものを
建築予算で大きな金額を占めるのがお風呂、
トイレ、キッチンのコンロ、食洗器と
いった設備機器。特にショールームなどに
行くとどうしても高機能なものが
欲しくなります。
しかしこれらは住んでからも
取替が可能なもの。
本当にその機能が必要かどうかを見極めて
採用することがポイントです。
これだけで100万円以上の
コスト差が生まれます。
③土地と建物のバランス
特に大阪などもともと地価の高いところ
では建築予算の多くを土地に
取られがちです。
先に土地を決めてしまい、後から
いろんな出費が出てきて思うように
家を建てることが出来なかった事例も
多くあります。
当たり前ですが利便性がよく面積が広い
土地は高く、安い土地はその逆。
土地（立地）を優先するのか暮らし
（住宅）を優先するのかは家づくりの
一番最初の段階で
決めておかねばならない問題です。
また住宅ローン借り入れの際も建物
への担保評価はまだまだ低く、
多くは土地の価値で借入額も決まり
がちです。
早めの事前審査を行い、自分たちが
どれくらいの予算を持てるのかを
知ることも大切です。
以上のような観点だけでなく、
そもそも、戸建が最優先なのか
中古リノベもありなのかと言って
ところも大事ですね。
少なくともいえることは
これから2050年に向けて国の
住宅に対する性能基準はどんどんと
上がっていくという事。
住宅を手に入れて30年そこらで
既存不適格になるような家を
長年のローンを組んでまで
手に入れることがいいのかどうか
ということも是非考えて
いただければと思います。
それでは、また！
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