Une baguette, s’il vous plaît !
今日も、メルマガ読者さんからのご質問にお答えします。
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パリのパン屋さんでバゲットを買いました。
焼きたてのバゲット2種類(斜めにいくつか線が入っているものと、縦に1本線が入っているもの)
を指差してどちらがいいか聞かれました。
何が違ったのか…わかりますでしょうか^^;
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バゲットが2種類あったとのことですが、私が思うに:
① baguette moulée (または baguette classique)
② Baguette tradition
の2種類だったのではないかと思います。
この2つのバゲットは、作り方と原料に違いがあります:
① baguette moulée (または baguette classique)
作り方 : moulé(型に入れて作られた)と呼ばれるように、型を使って作るため、
形が規則正しく、皮がやや厚く均一になる。
金属板の上で焼かれることが多いため、バゲットトラディシオンよりも皮がパリッとしない。
材料 : 添加物や改良剤が含まれていたり、発酵が早かったりする。パン屋で最もよく見かけるバゲット。
中身はこんな感じ
② Baguette tradition
作り方:バゲットトラディシオン(伝統的バゲット)は手作業で成形され、オーブンの囲炉裏の上で直接焼かれる。
形は不規則であることが多い。
原材料: 小麦粉、水、塩、イーストまたはサワードウのみで、添加物や改良剤は一切使用しない。
また、発酵に時間がかかるため、風味が強くなる。
中身はこんな感じ
子供達が小さかった頃、夏休みにブルターニュの実家に行くと、毎朝かならずこの会話が繰り返されたものです:
"Vous voulez des baguettes normales ou tradition?"
「普通のバゲットがいい?トラディションがいい?」
うちの息子は断然 "baguette moulée"派(安上り)ですが、彼のいとこ達は、断然 "tradition" 派です。
"Tradi !!"
"Moi, normale !!! "
と5人の孫たちが言うのをおじいちゃんが数えて、
"Tradi... trois. Normale...deux. D’accord !"
と集計をして、パン屋さんに出かけたものでした。
バカンスにしかフランスに行かないうちの子供達にとって、バターやジャム、チョコレートペーストを
たっぷり塗って食べるフランスの朝の焼き立てバゲットは、夏休みの楽しみの一つでした(今でもですが)。
さて皆さんは moulée 派 ですか? それとも tradi 派 ?
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