フランス語で hug ってどう言う?
うちの旦那さんは、週に一度インドネシア語を習っています。
仕事はすべて英語ですが、少しでも同僚や工場の人々とインドネシア語で話せた方がいいというので、
勉強を続けています。
けれどもヨーロッパの言語とは全く異なる言葉なので、単語の暗記が非常に難しいようです。
覚えても覚えても、すぐに忘れていくそうで....。
先週彼が覚えていた単語に、"kiss" という単語がありました。インドネシア語で cium [チュム] というのですが、
発音からしてオノマトペからできたような気がします(チュッ!)これは覚えやすいですね。
その次に、"hug" という単語が出てきましたのですが、「ところで hug ってフランス語でどういうんだろう?」という
話題になりました。
英語の "hug" は「抱きしめる」という意味ですが、フランス語の "faire un câlin(抱きしめる)" とは少し使い方が違う感じがします。
英語の "hug" は、友達や同僚、仕事仲間などにも使うと思いますが、フランス語の "faire un câlin" はもっと親密で、
自分の子供やパートナー、恋人など、親しい人を抱きしめる時に使います。
Elle a fait un câlin à son fils avant de partir.
「彼女は出かける前に息子をハグした。」
Mon chien adore que je lui fasse des câlins.
「私の犬は私がハグするのが大好き。」
では、チームメイトや同僚、仕事仲間を「抱きしめる」は、どういうのでしょうか???
faire une accolade という言い方が、この場合には適していると思います。
Ils se sont fait une accolade après avoir signé le contrat.
「契約を交わした後、彼らは抱擁を交わした。」
Après la victoire, les joueurs se sont fait des accolades.
「試合に勝った後、選手たちは抱き合った。」
友達を「抱きしめる」という場合には、prendre dans ses bras を使えます。
Elle a pris son ami dans ses bras en le retrouvant.
「彼女は友人を見つけると抱きしめた。」
このように「to hug ハグする」という場合に、フランス語では親しさによって言い方が異なります。
faire un câlin :子供、パートナー、恋人(愛情のこもった動作)
faire une accolade :仕事仲間、チームメイト
prendre dans ses bras :友人、家族など
でも、フランス人は「抱きしめる」よりも先に、 embrasser 「(挨拶や愛情表現として)キスをする」かもしれませんね!
embrasser は、単語の中に "bras(腕)" が入っているように、昔は「腕に抱く、抱きしめる」という意味でしたが、
今では「キスをする」という意味で使います。
よく親しい人の手紙やメールの最後に、
Je vous embrasse !「キスを送ります!」
Je t’embrasse !
と書いてその人への愛情を表現しますが、これは友達や家族にも使います。
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