キャッシュリッチな会社に、なぜ銀行は社債を勧める?
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先日、こんなことが話題に上りました。
「私どもの取引先に、手元資金がかなり潤沢な
会社があります。
その会社が銀行から『社債を発行しませんか』
と提案されているそうです。
資金に困っていないのに、銀行はなぜ社債を
勧めるのでしょうかね。」
最初に思い浮かぶのは、
社債の取扱いに伴う手数料収入の獲得など、
銀行自身の狙いもあるのではないか、
ということです。
一方、会社に事業拡大や設備投資などの
資金ニーズがあるのであれば、
提案を検討する価値はあります。
ただ、銀行から提案されたからといって、
それが会社にとって最善策とは限りません。
もう少し掘り下げてみます。
中小企業に銀行が提案する社債としては、
銀行保証付私募債などがあります。
私募債は誰でも発行できるわけではなく、
一定の財務基盤や信用力が求められます。
つまり、提案されること自体、
財務内容を評価されている証しともいえ
ます。
また、会社側にも、
通常の銀行融資だけでなく、
私募債という資金調達の選択肢を持てる
というメリットがあります。
ですが、仮に私募債の表面金利が通常の
融資より低く提示されたとしても、
金利だけで判断することはできません。
引受手数料や保証料なども含めた
総調達コストで比較する必要があります。
そして最後は、
「そもそも、その資金は必要なのか」
に戻ります。
資金の使い道がないのであれば、
銀行から勧められたという理由だけで
調達する必要はありません。
私募債を提案されること自体は、
銀行から財務内容を評価されている証し
ともいえます。
しかし、
晴れた日に差し出された傘を、
必要がないのに借りる必要はありません。
自社の資金繰りや今後の事業計画から
判断したいところです。
◆詳しくはこちら
https://willshineoffice.com/10190/
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▼編集後記▼
先日、行政書士会三条支部の研修会で、2時間半
の講師を務めさせていただきました。
三条支部のほか、他支部から参加された行政書士
の皆さまを対象に、
財務や銀行取引についてお話ししました。
決算書の読み方や資金繰り表のワーク、銀行との
付き合い方など内容は盛りだくさんでしたが、
「あっという間だった」
「お客様である社長と、銀行について同じ目線で
話せそう」
との声もいただきました。
実務につながると感じていただけたことが何より
でした。
後日届くアンケートも確認し、次の機会に生かし
たいと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
感想などお聞かせいただければ嬉しいです。
本メールが
○○さんのお役に立てれば大変嬉しいです。
◆ 銀行融資・資金繰り「よくある質問50選」
を作りました。
「返済期間は長い方が資金繰りには有利?」
「黒字なのに融資を断られることはあるの?」
など、経営者の方が銀行融資や資金繰りで
迷いやすい疑問を50問にまとめました。
▼銀行融資・資金繰りFAQ50
https://willshineoffice.com/faq-bank-loans-and-cash-flow-management/
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