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○○さん、おはようございます。

寒波の今日この頃、お元気ですか？

いよいよ冬本番となりましたね。
この冬場をどう過ごすかで、来年の体調が決まるといっても過言ではありません。

そこで本日は「抵抗力を高め、エイジングをコントロールする冬の美養生」をご紹介したいと思います。



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　冬は陽のエネルギーを蓄えて吉！
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漢方のバイブル『養生訓』には、

「冬は天地の陽気が閉じて隠れ、人の血気が静まる時。心気を落ち着け体内におさめ保つのが良い。」

とあります。


冬の養生の最も大切なポイントは【陽気を保って漏らさないこと】


「温め過ぎて陽気を発生させ、外にもらしてはいけない。ほどほどで良い。労働して汗を出すのはよいが、熱い湯に入浴して陽気を漏らしてはいけない。」

と続きます。


寒い冬は衣服や暖房など、外的要因で暖めようとするものですが、暖めすぎで汗をかいてはいけない、という意味です。

自ら動くことで(養生訓の中ではそれを「労働」としていますが、運動でもOK)内側からジワッと汗ばむくらいに温まるのが丁度よく、

外から熱を加え表層が熱くなりすぎ、体温を下げようと汗が出ては本末転倒。

汗はそもそも体温を下げるために発生するもの。
汗は氣(エネルギー)が形を変えて体外に発せられるもので、
【陽気の漏れ】そのものです。


だから陽気が盛んな夏場は、過剰に熱が高まりこもらないよう、じっとしていても汗が流れ出ます。


生命エネルギーが低い冬場に、
何故わざわざサウナや蒸し風呂で汗をダラダラと流す必要があるのでしょうか？


冬期は自然界からのエネルギー補填が乏しい季節ですから、
無駄に消費することなく、体内にキープしておくべき。

そのエネルギーが日々の代謝を助け、
ウィルスなどの邪気を跳ね返す抵抗力になります。

氣(エネルギー)の働きのうち、【運化=代謝】と【防御=抵抗力】です。



【温めた方が免疫力が上がる】
という言葉に惑わされていませんか？

汗をかけば代謝があがってデトックスできると勘違いしていませんか？


確かに温めるべきですが、
それは自家発電せよ！という意味。


●冷たい飲食や生野菜など、体温を奪うモノを食べないようにする

●こまめに動いて血行促進することで体温を上げる


温活とは、詰まるところ、この２つに集約されます。



そして、血行不良による末端の冷えをサポートするために
血行促進の薬膳を施すのです。


ブログにも書きましたが、スタミナ食品の代表格「ニンニク」は、血行促進の食薬です。

血気そのものを補ってくれるわけではありませんので、
もともと血の気の足りない方には向かないですね。

その場合は、血を補う補血の食薬(例えばクコの実であるとかレバーなどの赤身の肉)を取るべきだし、
栄養の消化吸収能力までが落ちている虚弱体質なら
まずは芋粥などから始めて気血を生成できるコンディションを整える必要があります。


感染症に耐える抵抗力、体温、潤いのある美肌、

滞りのない巡りの良い心身は
体の内側から育まれていくのが基本。

外からの刺激に頼りすぎると
逆に衰えは加速します。



「熊がなぜ、冬眠するのか？」

それを考えると、自ずと冬の過ごし方は見えてきますね。

まさしく、ステイホーム！？(*￣∇￣*)



冬にしっかりと気血をその内側(根)に蓄えるからこそ
花も翌春に開きます。


【早寝遅起き】
たくさん寝るのも冬の養生。

温活だけじゃなく、朝活も時期を選んでこそ意義があると思うばかりです。




さて、ここまで読んで、
「でも私は酵素風呂やヨモギ蒸しで大汗かいた方がスッキリ！体調いいです」という方がいらっしゃると思います。


そういう方は、もともと精力旺盛なんですね。

それはそれで素晴らしいことです。

ただ、その時はスッキリ感じても
冬季に風邪をひきやすかったり、肌の乾燥が気になったり、
食事に気を使っても痩せなかったり(太ったり)するのであれば、やはりエネルギーをロスしています。


その時感じるスッキリ感は、いわばストレスが発散されたから。

ストレスとは気の滞り。
汗でその詰まりを外に出せばスッキリしますが、
それで減ってしまっていては元も子もありません。

発散よりも巡らせることが
特に冬場は大切です。


大汗をかくまでやらずにその手前でストップするとか、
同じヨモギならお灸という手もありますよ。

お灸は、「熱い」と感じたら巡ったサイン、終了です。

熱いのを我慢させてまで、ましてや汗をかくまでお灸を施す鍼灸師はいませんね。
逆効果だからです。


外的な強い刺激はエスカレートしがちです。
そのままではせっかくの精力もダダモレに。

冬は成長・生育・生殖のエネルギーを司る【腎】の季節。
もう成長しない我々大人世代にとっては「老化」の季節です。



「汗のかきすぎで老ける」

それを一番実感するのは、
40を過ぎたエアロビクスインストラクターは
その見た目の劣化が激しいってこと！


これはもう、業界では周知の事実です。





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