日本家事代行協会が発行する会員様に向けのメルマガです。 遠くてなかなかお会いできない会員様へ発信しています。 本部としての活動や、日々家事代行やハウスクリーニングのサービスを 届けている中での報告など。 また、家事やハウスに関する裏技テクニックなどを、 理事の４人で交代で書いています。 会員の皆さまへ役立つ情報の場としていきます。

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vol.228 2022-5-6
【家事ソムリエ通信】
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目次
１、賃金格差世界ワースト2位!?
小野未来
２、協会からのお知らせ
　　　会員向けセミナーご案内
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☆賃金格差世界ワースト2位!?
／小野未来
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○○様　こんにちは
日本家事代行協会認定講師
小野未来です。

青葉の美しい季節となって参りました。
3年ぶりに行動規制の無いGW
皆様はどの様にお過ごしでしょうか。

昨年もこの時期に、
このメールマガジンを担当させて頂きました。
そして、国際女性デーに関して
少し書かせて頂いたのですが、
今年もまた国際女性デーを
意識した内容で書いてみたいと思います。

長引くコロナ禍で雇用や
収入環境が悪化していますが、
特に女性の失業や収入減が
続いていることはご存知の方も多いと思います。

2020年4月の緊急事態宣言後、
女性の就業者数は男性の約1.8倍も減少しています。
宿泊や飲食業の非正規雇用者に
女性が多いことがこの結果につながりました。
コロナ禍で女性の不安定な
雇用や収入の現状がより顕著になったとも言えます。

もとより、日本の男女間の
賃金格差は月額平均8.7万円。
年収差は約104万円。
年々少しずつ格差は解消しているものの、
現在のペースでは平等になるまで
76年かかる計算です。
世界各国でも文化や宗教など
様々な根深い要因で男女格差が生じていますが、
現在OECD加盟国中ワースト2位！
の日本においての原因はどこにあるのでしょうか。

女性管理職の数が少ない
女性の非正規雇用率が高い
正規・非正規間の賃金差が大きい
日本型の雇用制度
性別的役割の固定化
など…

私は日本型雇用と性的役割の
固定観念をなくせると良いな
と思っています。
日本はメンバーシップ型という
「人に仕事を割り当てる」
という考え方が多く、
職能給、年功序列、人材も決まった時期にのみ採用する傾向にあります。
出産育児で休職する可能性のある女性にとっては働きにくい雇用形態です。
産休、育休が取りにくい環境が
女性は家庭へという性別役割の
固定化を生み出してきました。

一方で、ジョブ型雇用という考え方があります。
これは「仕事に人を割り当てる」
という考え方で、
スキルや職種で給与を決め、
中途・経験者を時期に係わらず
必要な時に採用します。
“仕事”が基準となるため
同一価値労働、同一賃金が浸透しやすくなります。
女性が出産育児で一時社会から離れたとしても、
それまでの経験やスキルを生かし
再就職もしやすくなるのです。

では職場環境が整えば
性別的役割の固定化解消
となるのでしょうか。

小さな子どもを持つ共働き夫婦の場合、
女性は仕事以外に家事と育児に
男性の5倍の時間を使っています。
欧米諸国などと比べても非常に多い数字です。
ただ、日本での男性の育児休業取得率は年々伸びてきていて
2020年には10%を超えました。
とても良い傾向ですね。
2022年4月から育児・介護休業法の改正が段階的に施行されていきます。
10月からは産後パパ育休という
制度が創設される予定で
育児休業の分割取得が可能になるそうです。
男性が育児を担う時間を増やす
きっかけとしては期待できそうです。
また育休の取得状況や男女間賃金格差の公表を
企業に義務付けさせることも
内閣府で議論されるなど格差是正
に向けわずかでも進んでいることは確かです。

今回は賃金格差だけを採りあげましたが、
この問題だけでもSDGs17の
目標に紐づく169ターゲットと
かなり関連性が見えます。
世界中の1人1人の努力が
大きな変革をもたらします。

私も微力ながら、
日々の家事代行の仕事、
アドバイザー講習の講師で
格差解消に寄与出来ないか考えてみようと思いました。

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☆協会からのお知らせ
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本日はここまでです。

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