執筆という森の中で、迷子にならないコツ
書籍の設計図「〇〇」を作り込みましょう。
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エンジニアライターの
「書いて人生を変える」メルマガ
Vol.0093 2020.05.22
発行者:蔵本貴文(くらもとたかふみ)
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こんにちは。
エンジニアライターの蔵本です。
「本を書いていると、その最中に
どんどん書きたいことが浮かんで
収集がつかなくなるんです」
Kindle書籍を始めて書く人の多くが
陥ってしまいやすいワナです。
本を書きながら、アイデアを考える。
すると、自分が書いたことに触発されて、
あれも書きたい、これも書きたいと
どんどんアイデアがわいてきます。
良いことのように思えますが、
書きたいことを書いているうちに、
元々考えていた構想が
大きく崩れてしまうのです。
執筆という行為は、
目の前の文章を書くわけですから、
「木を見て森を見ず」
という状態になりやすいです。
目の前の木(書きたいこと)に
集中しているうちに、
迷子になってしまいます。
それで自分が混乱するだけでなく、
そういう文章は読者にとって、
一貫性がなく読みにくいものと
なってしまうのです。
ですから、本を書く時には、
まず目次をしっかり作ります。
1章で読者にこれを紹介して、
2章で自分のストーリーを語って、
3章で実例を示して、など
書くことを決めておきましょう。
目次は小見出しのレベルまで
明確にしておきます。
そして、執筆の時は、
その設計図(目次)に従って、
「ただ書く」だけにします。
どう書くかは考えても、
何を書くかは考えません。
これが読者にとってわかりやすい、
著者にとっても書きやすい
本の書き方です。
目次を作らずに書き始めることは、
樹海の中を地図もコンパスも無しに
さまよい歩くことだと考えましょう。
ちなみに執筆に慣れないうちは、
目次を作って、それに従って書いても、
うまく進まないことがあります。
××という項目を作ったのに、
200字で終わってしまった、
というパターンです。
分量を見誤っているわけです。
こんな時、
「だから目次なんて意味がない」
と考えて、思うままに
書いてしまってはいけません。
もし、構成が破綻しているなら、
また目次に戻って、
森を見ながら目次を再設計しましょう。
これを繰り返しているうちに、
目次の精度が上がって
執筆がスムーズに進むようになります。
目次は本の設計図です。
設計がしっかりしていないものは、
なんでもうまくいきませんよね。
本を執筆する時には、
まずしっかりと目次を
作り込むようにしましょう。
回り道に見えて、
それが一番の近道です。
●●今日のポイント●●-----------------
「目次」は本の設計図となるもの
しっかり作り込んでから執筆しよう。
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