失敗を直視する｜【目標達成メンタル塾】バックナンバー

失敗を直視する

2021年08月16日

2021年8月16日

今日のテーマは、
「失敗を直視する」
です。

物事がうまくいかなかったときに、
すぐに切り捨てて次の行動に移すのも大事ですが、
長い目で見ると、やはり失敗は直視することが重要です。

「切り捨て」というのは、
限られた時間内での「気持ちの切り替えのため」とか、
「失敗をずるずる引きずることを防ぐため」にするものです。

その場限りの失敗や、
２度と起こり得ない失敗ならそれでもいいですが、
大抵の場合、同じような状況が起こり、
同じような失敗が繰り返されます。

直視して失敗の芽を摘んでおかなければならないのです。

例えば、サッカーの試合中。
ミスをして相手に点を取られてしまった。

こんな時にプレーを振り返って原因を深く考察している時間はありません。
なぜなら、プレーは続いているからです。
ほんの数秒の間に「～しよう」と声をかけ合って、
すぐに気持ちを切り替えて次のプレーに集中するべきですね。

でも、試合が終わったらもう一度振り返って直視すべきです。
でないと次の試合で同じところを突かれます。
ビデオを見直すなどして、冷静に客観的に分析する必要がありますね。

なぜそのミスがおこったか？
もしもう一度やりなおすとすればどうするか？
今後同じミスをしないために何をすべきか？

そうすれば、次に同じミスが起こることを防げるのです。
きちんと直視できるチームは強くなります。

ここで、自分事に置き換えてみましょう。

バタバタと忙しい仕事の中でミスが起こったとします。
自分ではなく部下のミスだとしましょう。
その場面では何とか力を合わせて切り抜けることができました。

対処が終わってホッとした時に、
改めてミスを振り返ります。

振り返りに大事なのは質問です。
詰問ではありません。

「何でこんなミスをしたんだ？」(質問ではなくて詰問)
「すみません」(詰問され自己防衛している)
「すみませんじゃないだろう？何でだと聞いてるんだ！」(詰問・怒り)
「ええと・・・ちゃんとやったつもりなんですが・・・あれこれ忙しくて・・・」
「忙しいのはみんな同じだ！言い訳するな！」
「はい。今後は気をつけます。」

これでは同じことが起こりそうですね。
あくまで冷静に、客観的に、
今後ミスが起こらないよう一緒に考えるスタンスが大事です。

「何故このミスが起こったか、一緒に考えてみよう」
「全体の流れを話してくれるかな？」
「その時にどうすればよかったかな？」

部下が全体像を把握できていなかったのかもしれません。
段取りが悪くて準備が不十分だったのかもしれません。
一度、確認すればよかったかもしれません。

失敗を直視し、今後同じミスが起こらないように、
ミスの起こらない仕組みを作り上げましょう。

今日は、
「失敗を直視する」
というお話でした。

いかがでしたか？

まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。