まず理想のイメージを固める｜【目標達成メンタル塾】バックナンバー

まず理想のイメージを固める

2023年10月16日

2023年10月16日

今日のテーマは、
「まず理想のイメージを固める」
です。

先週、いつもの道場に剣道の稽古に行くと、
この春剣道を始めたばかりの中学生が、
数名参加していました。

様子を見ていて感じたことは、
「正しいイメージがない」
いうことでした。

理想的な「打ち方」を見たことがない、
あるいは教わったことがないのだな、
と、思ったのです。

私自身が剣道を始めた頃、
「理想のイメージ」を知らずにやっていたので、
横で見ていて「同じ気配」を感じたのです。

何となく教えてもらって、
何となくやっている。
「７割方」でやっている様子ですね。

彼らは道場の先生が、
「このように打ちなさい」
と正しい見本を見せて言葉で指導するとそのようにします。

知れば、できるということです。

つまり、
「理想形を知らないから、できていなかった」
だけのことなのです。

シンプルですが、
これはとても重要なことです。

「こうなるといいんだ」
という明確な見本や手本がないと、
頭の中にイメージが描けません。

何となく、
「こんな感じかな」
で、やってしまうのです。

例えそれが間違っていても、
本人にはわかりませんから。

ダンスであれば、
目の前で先生が踊って見せてくれますし、
ヨガでも先生が前で「お手本」を見せてくれますね。

「こんな風にするんだな」
という理想のイメージを描き、
そこに寄せていくことが上達のコツなのです。

目の前で直接観られない場合でも、
例えば野球やサッカーであれば、
テレビで一流・超一流のプレーを常時観ることができます。

他のスポーツでも、
オリンピックやワールドカップの際に、
「うわっ！凄い！」というプレーを観られますね。

観れば、
「あんな風に打ちたいな」
「あんな動きをしたいな」
と、頭の中で描くようになります。

それを目指して練習するのがいいのです。

これは何もスポーツに限ったことではなく、
音楽や美術・芸能の世界でも、
さまざまな仕事でも同じことです。

芸人の卵の方は、
理想の芸人さんの「喋り」を録音し、
繰り返し聴いたり文字に書き起こして練習すると言います。

新人の営業マンの方は、
敏腕営業マンさんに同行し、
話し方や話す内容を覚えると言いますね。

ただ漠然と頑張るのではなく、
「こうなる」という理想のイメージを固めることで、
自分をその状態に近づけやすくできます。

これは目標達成のための、
大事なツボです。

今日は、
「まず理想のイメージを固める」
というお話でした。

まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。