VUCAの時代に対応する｜【目標達成メンタル塾】バックナンバー

VUCAの時代に対応する

2024年08月19日

2024年8月19日

今日のテーマは、
「VUCAの時代に対応する」
です。

VUCAとは、
「Volatility（変動性）」「Uncertainty（不確実性）」
「Complexity（複雑性）」「Ambiguity（曖昧性）」の頭文字です。

コロコロ変わりやすく先のことが不確実で、
いろんな要素が複雑に絡み合っている、
曖昧模糊とした時代ということです。

今すでにそうなのですから、
それに対応していくことが求められます。

変動性（Volatility）とは、
社会の仕組みや技術、人の考え方やニーズなどが、
刻々と変化することを言います。

世の中がどんどん進歩し、
しかもペースが速いので、
短期間で急激に変化します。

「自分が知っていることよりも、
新しいものがあるだろう」
という前提を頭に置いておくことが必要です。

不確実性（Uncertainty）とは、
将来何が起こるか予測できない状況を言います。
つまり判断・決断がしにくいということです。

例えば、
終身雇用や年功序列などの仕組みが崩れ、
「確実」であったはずの雇用や昇給が「不確実」になります。

職業の選択や就職・転職など、
「これまでの判断基準は今後も確実なのか？」
という疑いの目が必要です。

複雑性（Complexity）とは、
宗教や政治的背景、法律、習慣など、
さまざまな要素が複雑に絡み合う状況を言います。

インターネットの普及により、
便利な一方で予想外のことも増えました。
日本ではOKでも他国ではNGということが多々あります。

「当たり前」と思っていることを、
「別の視点から見たら通用しないだろう」
と真逆から考え直す必要があります。

曖昧性（Ambiguity）とは、
物事の因果関係が曖昧になっている状況を言います。
先の3つの要素が重なることで生じるものです。

何か問題が起きた場合に、
「原因はこれだ」と特定することが難しく、
解決の方策を決断することが容易ではありません。

だんだん不安になってきますね。

それでも決断せねばならない時、
どう考えればいいのでしょうか？

「そもそも正解などない」
と考えましょう。

「正解はない」
つまり「正しい決断もない」ので、
本人たちが納得できればそれでいいわけです。

メンバーの価値観次第。
メンバーが変われば決断も変わる。
様々な決断があっていいということです。

とことん考え議論し、
「たとえ失敗したとしても納得できる」
ような小さなことを試していきしょう。

小さなことを繰り返す中で、
「これ」という方向性が見つかれば、
それが本人たちにとっての「最適解」だということです。

今日は、
「VUCAの時代に対応する」
というお話でした。

まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。