「デスクワーク時の座り方が寿命に関わる⁉」｜細貝メルマガバックナンバー

「デスクワーク時の座り方が寿命に関わる⁉」

2023年06月09日

○○さん！　　　細貝メルマガです！

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　最近ご登録された方も多いと思いますが、バックナンバーもかなり充実してきました。気になるタイトルをぜひ見てくださいね！

　今回のタイトルは「デスクワーク時の座り方が寿命に関わる⁉」です。以前、「座ることは新しい喫煙である」というタイトルで、座りすぎによるリスクを説明させていただきました。まだ読まれていない方は、バックナンバーでぜひお読みください！

　今回も座りすぎのお話しです。何度もそのリスクを知ることで、行動の変化につながる可能性が高いからです。それでは一緒に学んでいきましょう！

　さて、皆さんは「セデンタリー・デス・シンドローム」という言葉を聞いたことがありますか？たぶん、ほとんどの方がないのでは？と思います・・。「セデンタリー」とは座りっぱなしのことです。なので、日本語にすると「座りっぱなしが死につながる症候群」のようなイメージでしょう。

　わかりやすい表現ですが・・・。こわい(笑)日本は長時間のデスクワークを行っている人が大勢います。他人事では全くないので、しっかり対策を知っておきたいですね！

　以前のメルマガでもお伝えしましたが、タバコを吸うよりも「座りっぱなし」の方が健康に悪いというから驚きです・・。

　2012年10月のイギリスのスポーツ医学雑誌「BJSM」では、「喫煙者は、タバコ1本を吸うことで寿命を11分短くしているが、1時間座ってテレビを観ている人は、寿命を22分縮めている」とする記事が掲載されています。

　他人事ではありませんよね。。。そう！他人ごとというより、深刻なのです！なぜかと言いますと・・。オーストラリアの研究機関の調査では、日本人の成人が平日に座っている時間が、世界20カ国中、もっとも長い1日420分（7時間）ということがわかりました。いまでも常に世界で１，２位を争っている状態です！

　さらに、座っている時間が長いほど健康リスクが上がる研究結果も次々と報告され、メンタルヘルスにも影響を与えるといわれています。

　座っている時、私たちはあまりエネルギーを必要としません。言い換えると「座っている時、あまりカロリーを燃焼しない」ということです。つまり、太りやすいということです。

　デスクワークをしている人は、1日に約300kcalしか消費しない一方で、肉体的な仕事を行う人は約2300kcalも消費しています。この件に関してメイヨー医大大学院の内分泌学者James Levineさんは「肥満率を増加させたのはイスかナイフか」と2012年に公開された記事の中で書いています。少し古い記事ですが、現在でもいろいろな方が、様々な表現で座り過ぎの危険性を伝えています。

　デスクワークで1日の大半を椅子に座りっぱなしで過ごす生活は、糖尿病や心臓病のリスクや死亡率を高めるなど、様々なリスクがあることがわかっています。椅子に座っていると楽なように見えるが、動かないのでカロリーを消費せず、肥満や血行不良、腰痛などを招くからと考えられます。

　座りっぱなしと寿命の関係は、姿勢からくる問題だけではないようです。座っている時間が長いと、体内に「リポたんぱくリパーゼ」と呼ばれる酵素を減少させることが明らかになっています。リポたんぱくリパーゼは、体を動かすときに必要なエネルギー源のひとつですが、減少すると、動脈硬化の原因とされる超悪玉コレステロールが増えるとされています。

　僕のジムでは知っている方も多いのですが、僕はいつも家に帰ると座りません(笑)ご飯も立食です。もちろん、他ではちゃんと座ります(笑)僕が立食だ！と思ったきっかけの記事がこの下の記事です。もう立食を３年以上続けています！

　2015年6月、フィンランドでも｢Sit Less, Feel Better｣（座る時間を減らせば体調がよくなる）と銘打ったキャンペーンが始まった。同国の保健省は「1日に7時間以上座っている人では、さらに1時間長く座るごとに死亡リスクが5％ずつ増加する」と警告、「新聞を読むのも、テレビを見るのも、食事をするのも、たいていのことは立ったままできる」として、座りっぱなしの生活の改善に国を挙げて取り組んでいる。

　僕は単純なので立食いいねー！洗い物も楽だし、自炊のきっかけになるかも！とスタートしました。その後、立食を調べると、行儀が悪い以外デメリットなしでした(笑)食べ過ぎないし、飲み過ぎない、消化も良く、カロリーも消費するなどなど。もちろん、立食をすすめているわけではありません。

　さて、脅かすだけ脅かして終わりではありません。デスクワークの方はお仕事なので、仕方のない部分があります。そこで、一工夫すればリスクをぐっと減らせる方法をお伝えします。では、次の記事を見てみましょう！

　「研究チームは全米健康栄養調査に参加した3200人超のデータを活用し、体に装着した計量器具で、運動時間や強度が健康に与える影響を分析した。その結果、歩行や掃除、ガーデニングなどの軽い運動を短時間行うと、1日の半分以上を座って過ごしている人の寿命が延びることが分かった。また、1時間ごとに2分間の軽い運動で、若年死亡リスクが33％も低下した。」

　簡単に言えば、座ることが悪ではなく、座りっぱなしが良くないということです。少しでも立って動作を行うことで、リスクをぐっと下げられるということです！わざと立ち上がる仕組みづくりが大切ですね！背伸びでもいいですし、考えれば意外と取り入れられますよ！

　もちろん、座っている時の姿勢も重要です。しっかり骨盤を立てることで、腰痛予防だけではなく、呼吸改善にもつながります。ぜひ意識してみてください！骨盤の立て方の動画を貼っておきます。昔に撮影したものなので、編集がとても下手ですが許してください！

https://www.instagram.com/reel/Ch1qKzKsmXf/?igshid=MzRlODBiNWFlZA==

では、次回のメルマガは「姿勢と睡眠。そして睡眠圧のお話し」です！それではまたお会いしましょう！

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